Disney+のオリジナルシリーズ『キス・シックス・センス』が、配信開始と同時に盛り上がりを見せた。“超感覚的”で新鮮な素材を、職場でのリアルな日常と織り交ぜたことで、面白さと共感を掴んだ。
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5月25日に公開された初回、第2話では、広告会社のエースAEのホン・イェスル(演者ソ・ジヘ)と、彼女の先輩であり、“広告の神”とも呼ばれるチャ・ミンフ(演者ユン・ゲサン)のオフィスライフをもとに、ロマンスが咲く過程が展開された。
仕事で多くの時間を一緒に過ごすしかない2人が偶然の事故でキスすることになり、唇が触れると未来が見える能力を持つイェスルが2人の未来を見たことで微妙な関係が始まる。ユン・ゲサンとソ・ジヘは甘くて殺伐としたコンビネーションを発揮するほか、実際のオフィスライフを彷彿とさせる演技で共感を集めながらヒットを予感させた。
(※以下、ネタバレあり)
ユン・ゲサン扮するミンフは、完璧だが気難しい“超敏感”な男としての姿を遺憾なく発揮した。過度に発達した五感のせいで必要以上のものを見て、聞いて、感じてしまう彼は、人と距離を保ちながら過ごす。しかも高い成果、最高の結果を出すためなら平気で部下に暴言を吐くため、社内では近寄り難い存在だ。
一方、ベッドの広告キャンペーンのPM(プロジェクトマネージャー)を任された企画チームのエース、イェスル。企画から制作、マーケティングまで、いつも通り徹底的に準備したつもりだったが、CM撮影当日に予想外のトラブルが発生してしまう。
事態を収拾するために早朝から撮影現場に駆けつけたミンフとイェスルは、偶然の事故でキスをすることになり、“信じたくない”ミンフとの未来を見てしまったイェスルがミンフのことを意識しはじめることで、2人の関係が徐々に変化していく。
そんなミンフとイェスルが勤める広告会社「ゼウ企画」の日常に対し、多くの共感が寄せられた。数日間準備した企画が「大学生レベルだ」とミンフに罵倒される時の魂が抜けたような部下たちの表情や、カフェイン飲料を多量摂取しながら眠気を覚ましたり、夜勤続きで鼻血を出したりする姿が、まさに“広告会社のリアル”だとか。
このような反響は、俳優たちのナチュラルな演技のおかげだと思われる。これまでジャンルドラマで男前の演技を披露してきたユン・ゲサンは、シャープで洗練されたイメージを生かして広告業界の完璧男、チャ・ミンフを表現した。カリスマ性で部下たちを圧倒する一方、危機的状況では部下を助ける優しい魅力で演技変身に成功した。
一方のソ・ジヘは、堂々とした魅力はもちろん、可愛らしさも身につけ、難しい超能力発動の瞬間もナチュラルな表情で演じながら躍動感あふれるシーンを作った。彼女のコミカル演技はこの作品の面白さを増幅させる要素で、特に同期オムジ役のハン・ボラとの掛け合いは笑いを誘う。
今後の展開に注目が集まる『キス・シックス・センス』は、Disney+で毎週水曜日に配信中。
(記事提供=OSEN)
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