「韓ドラあるある」黄金の鉄則はこれだ!『愛はビューティフル、人生はワンダフル』の場合

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テレビ東京の朝に放送されている韓流プレミアのドラマ『愛はビューティフル、人生はワンダフル』がいよいよ佳境に入ってきた。このドラマは、「複数の家庭の事情を細かく描きながら、相互の関係を密接にからめていく」という韓国らしい作品であり、過去の出来事によって傷を負った人たちが必死に生きていく様子をドラマティックに描いている。

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あまりに多くの登場人物が興味深く出てくるので、視聴者はストーリーを整理しながら見ていく必要があるが、一番メインになっているのは、ソル・イナが演じているチョンアとキム・ジェヨンが扮しているジュンフィの動向だ。

2人は本来なら、出会ってはいけない関係であった。その事実をよく知っているジュンフィは、心から愛しているのに別れを決意する。そして、クリスマスイブに彼はチョンアを誘って海に出かける。

もう、このシーンを見ただけで、典型的な「韓ドラあるある」だと思える。

つまり、こういうことだ。

韓国ドラマでは、男性主人公が死ぬほど女性主人公を愛しているのに、絶対に別れなければならない運命を悟って、2人で海に出かけて最後の思い出を作ろうとする。

何も知らない女性主人公は無邪気に喜ぶ。

そして、2人だけの最高の夜を過ごして、朝起きてみたら、悲しい別れが待っていた。男性主人公が去り、女性主人公は号泣せざるをえなくなる。

写真=『愛はビューティフル、人生はワンダフル』公式サイトより

別れの場面が印象的

まさに、「絵に描いたような韓ドラあるある」が、1月18日にテレビ東京で放送された『愛はビューティフル、人生はワンダフル』第35話で展開されたのである。

実際、チョンアは美しい海でジュンフィとキャンプをして最高に楽しい夜を過ごした。そして、朝になるとひとりぼっちになってしまったのだ。

似たような場面を見た記憶がある視聴者も多いことだろう。

たとえば、『冬のソナタ』。このドラマでも別れを決意したチュンサン(ペ・ヨンジュン)が何も知らないユジン(チェ・ジウ)を誘って海に行き、最高の思い出を作ってから、ユジンが寝ている間に去って行った。

こういうシチュエーションの場合、キーワードは「別れ」「海」「最高の思い出」「男性が去る」「残された女性が号泣」だ。

こうした別れの場面を『愛はビューティフル、人生はワンダフル』でも印象的に描いた。そして、チョンアはしつこくジュンフィの携帯を鳴らすのだが、ジュンフィは絶対に電話に出なかった。

果たして、2人の今後の展開は?

『愛はビューティフル、人生はワンダフル』がますます面白くなってきた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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