ナム・ユンスは、シン・ハギュンやヨ・ジングが出演したドラマ『怪物(原題)』で、マニャン派出所1チーム警察官のオ・ジフン役を務めた俳優だ。
この作品で監督を務めたシム・ナヨンから、『人間レッスン』を見て一度会いたくて呼んだと言われたというナム・ユンス。
その際に渡された台本をじっくり読んだ結果、今まで自分が演じたことのないキャラクターのオ・ジフンに興味を持って出演を決めたと語っている。
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『人間レッスン』は、2020年にネットフリックスで放送されたドラマで、学校で優等生な主人公がインターネットで売春をあっせんしていたことが同級生にバレてしまい、さらにトラブルに巻き込まれていく物語を描いている。
その中でナム・ユンスは、女優チョン・ダビン扮するソ・ミンヒの恋人で不良高校生のクァク・ギテを演じた。
『人間レッスン』に出演したことで大きな注目を浴びた彼は、『怪物(原題)』の台本を読んだときに、現実で実際に起きてもおかしくないから怖いと思ったそうだ。
しかし、ナム・ユンス自身はホラー映画はよく見るようで、怖いと感じることはあまりないらしく、人から怖いよと言われてその作品を見ても、実際はあまり怖くなくて途中で寝てしまうこともあったと語っている。
そして、撮影でオ・ジフンを演じてナム・ユンスは、自分とジフンに半分くらい似ているところがあると思ったという。中でも一番似ているのは明るく元気なところで、逆に違う所はジフンの臆病で泣き虫なところだそうだ。
劇中には数々のシーンがあるが、中でも印象的なのは第5話の地下室の場面で、撮影のセットが本物の地下室のように暗かったため、現場のムードもちょっと沈んだように感じたナム・ユンス。
そのシーンの撮影のときは、自分が役に集中して成り切れるように目で感情を訴えてくれたという。
以上のように、全16話の撮影をすべてやりきったナム・ユンス。これからの成長が期待ができる俳優だ。
文=大地 康
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