チン・セヨンが主演を務めた時代劇『オクニョ~運命の女(ひと)』。2016年に放送されたこのドラマには、コ・スやソ・ハジュン、パク・チュミやチョン・ジュノなど豪華メンバーが出演していた。
その中で、これまでに多くのヒット作出演してきた俳優チョン・グァンリョルが演じたのは、主人公オクニョの師匠であるパク・テスだ。
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パク・テスは、朝鮮王朝時代に存在した役所の1つである典獄署(チョノクソ)の地下牢に20年間も囚われており、典獄署で生まれ育ったオクニョに武術や学問を教えた謎の人物だ。
本格派の俳優として常に全力を尽くすチョン・グァンリョルは、パク・テスのカリスマ性あふれる目つきの演技に注意したり、武術に長けた人物を演じるため、その練習を1日数時間行なっていたようだ。
そんな彼が、この『オクニョ』に出演を決めた3つきっかけが、『監督であるイ・ビョンフンへの恩返し』と『脚本家であるチェ・ワンギュとの関係』、そして『パク・テスの強烈なイメージ』だという。
全51話放送された『オクニョ』の中で、チョン・グァンリョルは第6話の宿営地で戦いを仕掛けるシーンが最も記憶に残っているようだ。
さらにドラマの撮影は長時間にもおよび、当然肉体的にも精神的にも辛いものとなったが、撮影が大変なときに主演を務めるチン・セヨンからメールが来たときは、励ましの言葉をかけたりしていた。
これまで、時代劇や現代劇など多くの作品で多様な役を演じてきたベテラン俳優として、若い俳優や女優たちに頼られることも多いのだろう。
俳優として高いキャリアを誇るチョン・グァンリョル。彼が朝鮮王朝の王様の役を演じたら、きっと最高の主人公になってくれると思う。そのときをぜひとも楽しみに待ちたい。とにかく、『オクニョ』を始めとしてこれまでの作品で見せた演技は本当にすばらしかった。
文=大地 康
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