韓国KBSの新しいドラマ『暗行御史（アメンオサ）：朝鮮秘密捜査団』が昨年12月21日から放送されているが、早くも人気を集めている。
主役はINFINITEのエルで、彼は俳優活動のときはキム・ミョンスと呼ばれる。そのキム・ミョンスがドラマでは、腐敗した官僚たちの不正を糾弾する朝鮮王朝時代の秘密捜査官「暗行御史」として活躍していく。そして、ドラマ『梨泰院クラス』によって日本でも注目されたクォン・ナラがヒロインを演じている。
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このクォン・ナラが扮しているのは、美貌の妓生ホン·ダインである。彼女は、権力者だけを接待する妓生なのだが、それは偽りの姿であり、本当は女刑事の役割も担っていく。そういうストーリーの中で、クォン・ナラがハツラツとして演技を見せている。
それにしても、このところの彼女の活躍は本当にめざましい。そして、印象的な役柄だったのが、『梨泰院クラス』で演じたオ・スアで、パク・ソジュンが扮したパク・セロイの初恋の女性であった。
そんなオ・スアは、パク・セロイの愛を受けながら、決して自分からはパク・セロイに言い寄ったりしなかった。そればかりか、ビジネスに力を注いで新しいキャリアウーマンのスタイルを華麗に披露していた。このように、クールなオ・スアクォン・ナラによって本当に魅力的なキャラクターになっていた。
一方、2018年に出演した『マイ・ディア・ミスター～私のおじさん』では、クォン・ナラが酒乱でだらしない女優に扮していて、『梨泰院クラス』とはまったく違うキャラクターを演じていた。しかし、そんな女優の役もクォン・ナラが演じると魅惑的に見えていた。それだけ、クォン・ナラは多様性を持った女優なのである。
今回の『暗行御史（アメンオサ）：朝鮮秘密捜査団』は、時代劇に定評があるキム・ジョンミン監督が演出を行なう。このキム・ジョンミン監督は『不滅の恋人』や『カンテク～運命の愛～』でも真価を発揮していて、女優を美しく描く名人だ。そんな監督に導かれて、クォン・ナラもさらに美しい女優魂を見せてくれることだろう。
文＝康熙奉（カン・ヒボン）
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