名君のリーダーシップに注目したい『大王世宗』

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韓国で2008年に放映されたドラマ『大王世宗(テワン世宗)』は朝鮮王朝で最高の名君と言われる第4代王・世宗(世宗)の一代記を描いた物語だ。

世宗は「民が自分の国にプライドを持てる、美しく強国な朝鮮を建設してみせる」という大義を果たすため、さまざまな政治手腕を発揮。国づくりに生涯をかける世宗のたくましい生きざまが描かれている。

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このドラマの醍醐味は、なんといっても世宗が王へとのぼりつめる成長過程にあるだろう。ドラマ序盤でははまだ13歳。朝鮮王朝の第3代王・太宗(テジョン)の三男として生まれたが、幼いころから「将来は百姓を助ける仕事をしたい」と心に強く秘めていた。

名君への成長過程も注目のドラマ『大王世宗』(写真=KBS All rights reserved) 

しかし、そのころは太宗の長男・譲寧(ヤンニョン)大君が、王位を継ぐ太子の座についていた。そのため、いずれ世宗が太子の座を奪い、王に即位するとは誰も想像できなかった。

世宗が兄を押しのけてでも王位についたのは、彼が幼いころからずっと胸に秘めていた「民への愛」を実現するためにほかならない。

史実をたどってみると、世宗は在位期間32年の間に、数々の偉業を達成している。

1418年に即位して以降の最大の業績は、1443年に現在のハングル文字の基礎となる「訓民正音(フンミンチョンウム)」をつくりだしたことだろう。

そのほか、1441年には奴婢出身ながら当時の朝鮮王朝で最高の科学者と呼ばれた蒋英實(チャン・ヨンシル)に、世界初の雨量計「測雨器」をつくらせたり、食物の収穫量を2倍に増やした間種法を普及させたり、宮中に“集賢殿(チッピョンジョン)”という学問研究所を設置したりするなど、文治主義を発展させた。

これらのすべてが、民のためにほどこした政策ということは言うまでもない。

「史実のような世宗王のリーダーシップが、今の時代にも再現されれば」という心理が視聴者に働き、また史実をアレンジしてドラマチックに描いていることが人気につながっているというわけだ。

構成=韓ドラ時代劇.com編集部

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