なぜイ・ヨンエは『チャングム2』ではなく、『師任堂』を選んだのか

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チャングムから師任堂(サイムダン)へ。韓国を代表する女優イ・ヨンエが、13年ぶりにドラマ復帰するということ話題を集めた『師任堂、色の日記』。韓ドラファンにはうれしい限りの朗報だった、なぜ彼女は『師任堂、色の日記』を選んだのだろうか。

というのも、彼女のドラマ・カムバック作として一時期噂されていたのは、『チャングム』の続編だった。『チャングム2』は実際に2014年に放送が予定されていたが、イ・ヨンエが出演を断ったことで制作は頓挫している。

イ・ヨンエはこう告白している。

「出演を勧める人もいますが、儲けようとしてもうまくいくものではありません。最初から『チャングム』をシーズン制で企画していたのなら違いますが、そうではありませんでした。制作ありきの作品、大作のための大作になってしまうのなら作らないほうがましだと思うのです」

妻となり母になったイ・ヨンエが『師任堂』で伝えたいこと

映画『親切なクムジャさん』以降、充電期間に入ったイ・ヨンエは妻となり双子の母親となった。そして出会ったのが、「良妻賢母の象徴」ともいえる師任堂だった。もしかしたら師任堂と自分の姿を重ねたのかもしれない。

実際にイ・ヨンエは、『師任堂』を通じて、子供に対する教育と女性の人生を紐解いてみたいと話している。

また、イ・ヨンエは出演を決心したきっかけとして、全話の撮影を終えて放送する事前制作を挙げた。

「事前制作であれば、良質な作品を作りながら、母親としての役割も果たすことができます」

母親と女優の両立を目指す彼女にとって、事前制作が大きな励みになったことは間違いないだろう。

『師任堂、色の日記』韓国制作会見時のイ・ヨンエ

「師任堂は5万ウォン札に描かれた過去の人というイメージのある人物ですが、実際はそうではない。だからこそこの作品を選びました。他に言葉が必要ないほど面白い。泣き、笑うにはこれ以上ない作品です」

この言葉に、イ・ヨンエが『師任堂、色の日記』を選んだ理由の一端が垣間見れる。

構成=韓ドラ時代劇.com編集部

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