6月19日(金曜日)から、いよいよテレビ東京で平日の毎朝8時15分から『不滅の恋人』の放送が始まった。
第1話は、大人になったイ・ガンとイ・フィという2人の王子が登場する。この兄弟たちが、激しく対立している様子が冒頭から描かれていた。
そして、子供時代のイ・ガンとイ・フィの場面に移り、昔からこの兄弟がどのように対立していったかが描かれていた。それが非常に深刻だったことがうかがえる。
基本的なことを言うと、『不滅の恋人』のストーリーは架空である。しかし、モデルとなっている歴史的事実がある。
それが、首陽大君(スヤンデグン)と安平大君(アンピョンデグン)の兄弟対立なのである。
2人は、4代王・世宗(セジョン)の二男と三男であり、小さいころからライバル心が強かった。
人物的には、首陽大君は気性が激しい武闘派で、安平大君は詩と書に優れた芸術派だった。性格がまるで違っていたのだ。
そのことは正真正銘の事実であったが、『不滅の恋人』はその話をうまく織り込んでストーリーを作っている。
このように、王子同士の対立と葛藤が『不滅の恋人』の中心的な題材になっていく。以後も、『不滅の恋人』の見どころについて説明していこう。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
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