ペ・ヨンジュンがプロデュースした青春群像ドラマ『ドリームハイ』でブレークしたキム・スヒョン。彼はペ・ヨンジュンに弟子入りして成長を遂げていった。
それから主演したのが2012年の『太陽を抱く月』だった。
この作品でキム・スヒョンは王様イ・フォンを演じた。最高視聴率46.1%を獲得した同ドラマは社会現象を巻き起こすほどの人気を集め、キム・スヒョンの評価もうなぎのぼりとなった。
当時のことをキム・スヒョンがこう振り返る。
「ペ・ヨンジュンさんに本当に助けられました。全話欠かさずチェックして、アドバイスをくださいました」
ドラマ序盤のキム・スヒョンは上手に演じようとするあまり、気持ちだけが先走っていた。そのことをペ・ヨンジュンは見逃さなかったのだ。
彼はキム・スヒョンにこう言った。
「君が演じているフォンという人物は頭が切れ、堂々とした魅力を持っていることは確かだけど、もっと周りを見たほうがいい」
ペ・ヨンジュンに忠告されたキム・スヒョンは「毎回チェックされるのが怖かったです(笑)」とおどけながらも、アドバイスを生かした。
「ペ・ヨンジュンさんに教えていただいたあと、自信を持って演じることができるようになりました」
『太陽を抱く月』で重要なキャリアを築いたキム・スヒョン。今でもペ・ヨンジュンに心から感謝しているという。
(文=康 熙奉/カン・ヒボン)
前へ
次へ