韓国ドラマ『隠し味にはロマンス』が“善良ドラマ”として人気を集めている。
Genie TVオリジナルドラマ『隠し味にはロマンス』は、カン・ハヌル(ハン・ボム役)とコ・ミンシ(モ・ヨンジュ役)を通して、仕事と恋に真剣に向き合う若者たちの姿を素朴ながらも味わい深く描いている。
【関連】北海道ロケの『隠し味にはロマンス』は順調!“三角ロマンス”も着実に進行中
このような魅力が追い風となり、『隠し味にはロマンス』は放送のたびに視聴率を伸ばしているだけでなく、韓国国内のOTTサービスはもちろん、世界各国でも人気が拡大中である。
韓国をはじめ、インドネシア、香港、マレーシア、シンガポール、ベトナムなど44カ国でNetflixの「グローバルTOP10(非英語TVショー部門)」にランクインし、2025年5月26日~6月1日の集計では3週連続で2位を記録した。
世界中で多数の新作が登場する激しい競争の中、非英語圏の作品が3週連続で上位に食い込むのは異例であり、作品自体の完成度と訴求力の強さを証明する結果となっている。
そんな世界的な関心を集める本作の見どころは、以下の三点である。
【1】モ・ヨンジュはハン・ボムを許し、再び関係を築くことができるのか?
ハン・ボムウは当初、ヨンジュのレストラン“ジョンジェ”のレシピを盗む目的で近づいたが、真心を込めて料理を作る彼女に心を奪われてしまう。しかし、ボムがレシピを奪った男が“ジョンジェ”に放火する事件が発生し、さらにチャン・ヨンヘ(演者ホン・ファヨン)がそのレシピでディアマンの審査団を迎える展開となり、彼の過去の行動が次々と自分に跳ね返ってくる。
最終的にヨンジュはすべてを知り、ボムは言い逃れできず過ちを認める。気持ちが通じ合った直後に真実が明らかになったことで、視聴者からは切なさの声も多く、2人のロマンスがどう進展するのか注目される。
【2】ハン・ボムとハン・ソヌ(演者ペ・ナラ)、避けられない後継者争い
かつてボムはソヌに「後継の座には興味がない」と話していたが、ソヌはその言葉を信用していなかった。ボムがオーナーを務めるレストラン“モットー”がディアマン三ツ星を獲得すると、ソヌの疑念はさらに深まり、ついにはヨンジュの前でボムが“レシピハンター”であることを暴露してしまう。
さらに、2人の母であり、ハンサングループ会長であるハン会長(演者オ・ミンエ)からの圧力もあり、兄弟間の対立がどのような結末を迎えるのか目が離せない。
【3】料理を通して変化していく人々の成長
かつてはレシピハンターだったボムウが、“ジョンジェ”の仲間たちと出会うことで、料理を作り、誰かに振る舞うことの本当の意味を知っていく。また、シン・チュンスン(演者ユ・スビン)は自作のマッコリで認められ、自信を取り戻した。こうした変化は他の登場人物にも波及し、特に意外な人物の変化は、全力を尽くすことの尊さを改めて感じさせるだろう。
一方で、主演のコ・ミンシをめぐるいじめ疑惑が最近ネット上で波紋を広げた。
あるオンラインコミュニティに“俳優コ○○の学内暴力被害者です”というタイトルで複数の書き込みが掲載され、投稿者らは中学時代のコ・ミンシと思われる人物が、同級生に対して暴力、金品の強要、暴言、さらには障害のある生徒への嘲笑や窃盗、いじめ主導などの加害行為を行っていたと主張した。
投稿者らは「謝罪や補償は求めないが、これ以上被害が出ないよう、俳優としての活動を永久に中止してほしい」と訴えている。ネット上では、旧名や過去写真、学生時代の飲酒疑惑などから、問題の人物がコ・ミンシであると特定する動きが広がっている。
この件に対し、所属事務所ミスティックストーリーは5月26日に「当該書き込みの存在は把握しているが、俳優本人などへの確認の結果、いじめの事実は一切ない」と公式に否定した。事務所側は「根拠のない主張であり、俳優の名誉を守る」との立場を明らかにした。
■【関連】『隠し味にはロマンス』コ・ミンシとユ・ヨンソクの“過去”が気になる!
前へ
次へ