Netflixシリーズ『呑金/タングム』でチョ・ボアが体現した演技の真骨頂

2025年05月21日 話題 #時代劇 #Netflix #OSEN #写真
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女優チョ・ボアが鮮烈な存在感を放ち、ドラマの完成度を一層高めている。

チョ・ボアは、Netflixシリーズ『呑金/タングム』で、繊細かつ柔軟な演技力を発揮し、物語への没入感を極限まで引き上げた。彼女の演じるキャラクターも、深みと輝きを増している。

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『呑金/タングム』は、記憶を失ったまま12年ぶりに戻ってきた朝鮮最大の商団の息子ホンランと、彼の正体を唯一疑う異母姉ジェイとの間に芽生える、言葉では説明できない感情を描いたミステリー・メロ史劇である。

(写真=Netflix)
(写真=Netflix)

チョ・ボアは、長年抑圧されながら生きてきたシム・ホンラン(演者イ・ジェウク)の異母姉ジェイを演じ、その存在感を鮮やかに刻み込んだ。

長い年月、ホンランを探し続けた末に大人になったジェイという役を演じたチョ・ボアは、月日の流れを感じさせつつも変わらぬ弟への想いを違和感なく表現し、物語の流れを自然に継承した。

時を経てもなお、彼女は義母ミン・ヨニ(演者オム・ジウォン)からの迫害に耐え、暗い夜には弟を探すために男装もいとわない人物として描かれる。

(写真=Netflix)

愛する家族であるホンランへの深い想いと、偽者のホンランに対する複雑な感情とを見事に切り分けたチョ・ボア演じるジェイは、幅広い魅力を見せながら物語に一層の厚みを加えている。

弟を探し続けるシーンでは、鋭く敏感な眼差しと決然とした表情で芯の強さを表現し、一方で偽のホンランに対しては切ない眼差しで揺れ動く心情を表し、2人のホンランをまったく異なる存在として描き分けている。

(写真=Netflix)

さらにチョ・ボアは、登場人物たちがそれぞれに抱える欠落のなかでも、とりわけ家族愛における欠落を抱えるジェイというキャラクターを自身のものとして見事に昇華させている。

家庭内での痛みや苦しみ、いつ戻るかも分からないホンランを捜す中での恐れ、そして恋慕する相手への切ない想いといった、暗くも重く深い感情を余すところなく表現し、視聴者の胸を締めつけた。

このようにチョ・ボアは、ジェイという複雑な心理を持つキャラクターを優れた演技力で立体的に描き出すとともに、他の登場人物との関係性も丁寧に積み重ねることで、キャラクターに深い余韻を残す存在となった。まさに信頼して観られる女優としての地位を改めて証明したのである。

チョ・ボアが緻密な感情表現でキャラクターを完全に体現した『呑金/タングム』は、現在Netflixで配信中である。

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