U-NEXTで配信されている『あいつは黒炎竜』は、ムン・ガヨンとチェ・ヒョヌクが主演を務める。チェ・ヒョヌクが演じるのは、財閥3世として生まれながらも、自身のオタク的な一面を隠して生きてきた大手デパートの本部長パン・ジュヨン。
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一方のムン・ガヨンは、企画チーム長であるペク・スジョンに扮している。華やかな世界に生きる2人の交錯する運命がどのような物語を紡ぎ出すのか。視聴者の期待が大きい。
特に注目されているのは、ムン・ガヨンが6歳年下のチェ・ヒョヌクとどのようなケミストリーを見せていくかという点である。年齢差を超えた演技の掛け合いが、作品にどんな魅力を生み出すのか。そこが見どころの1つだ。
ムン・ガヨンといえば、ラブコメ『女神降臨』があまりに有名だ。このドラマは韓国のtvNで2020年12月9日から2021年2月4日まで放送された。
物語の中心となるのは3人のキャラクター。まず、ムン・ガヨンが演じるのは、高校生のイム・ジュギョン。彼女は容姿にコンプレックスを抱えているものの、メイクという魔法を駆使して、まるで女神のように変身する。しかし、その美しさの裏には、誰にも知られたくない秘密があった。
ジュギョンをめぐる「恋の三角関係」を形成するのが、チャウヌとファン・イニョプの2人だ。チャウヌが演じるイ・スホは、冷静沈着で知性にあふれた優等生。感情を表に出すのが苦手だが、その中に秘められた優しさがあった。
もう1人の重要人物が、ファン・イニョプが演じるハン・ソジュン。彼は、イ・スホとは対照的にワイルドな問題児。どこか不器用で、やんちゃな一面を持ちながらも、心の奥底には純粋な想いを秘めている。このように対照的な2人が、ジュギョンをめぐってぶつかり合うことで、物語はさらに熱を帯びていく。
このドラマの象徴的なシーンが、ジュギョンの「秘密」がイ・スホに知られてしまう場面である。すっぴん姿を目撃され、「何でもするから絶対にバラさないで！」と懇願するジュギョン。その結果、イ・スホの言いなりになってしまうという展開が、コミカルながらも胸を締めつけるような緊張感を生み出していた。
ムン・ガヨンは今回の『あいつは黒炎竜』でも、新たな役柄に挑戦することで、また違った魅力を見せてくれている。
文＝康 熙奉（カン・ヒボン）
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