新人俳優キム・ミンが、圧巻の演技力で作品の要として存在感を放っている。
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キム・ミンは7月から配信中のDisney+オリジナルシリーズ『パイン ならず者たち』で、ソウルへの上京を夢見る木浦（モッポ）の喫茶店「幸運喫茶」の店員・ソンジャ役を熱演。本作で俳優デビューを果たした彼女は、繊細な感情表現と唯一無二のビジュアルで強烈な印象を残している。
ソンジャの初登場シーンは、瞬く間に視聴者の視線を奪った。
1970年代をそのまま切り取ったようなビジュアルと、目を引くショートカットが印象的だ。無表情で姿を現し、ボルグ（演者チョン・ユンホ）には冷たく、ヒドン（演者ヤン・セジョン）には好奇心とほのかな好意を覗かせる。その姿はデビュー作とは思えない安定感があり、自然な方言も相まって高い評価を得た。
ヒドンからスカーフを贈られ、子どものような笑顔を見せたソンジャは、その後、妊娠していると嘘をつき、予想外の展開で視聴者を驚かせる。嘘が発覚すると、止めどなく泣きじゃくる姿を披露し、切なさとともに感情の頂点を描き切った。キム・ミンは揺れ動く感情と嘘に至る複雑な内面を立体的に表現し、キャラクターの物語を丁寧に紡いだ。
第6話では、ヒドンに会うため無計画に島へ向かったソンジャが、船上で危険な状況に陥る。それでも「生き延びたい」という一心で、ためらうことなく海へ飛び込む大胆さを見せた。また、下宿部屋で血まみれのまま倒れている衝撃的な姿は視聴者を戦慄させる。物語が終盤に近づくにつれ、彼女は予測不能な展開の中でソンジャという人物を完全に体現している。
キム・ミンは第1話から印象的な演技で物語を牽引してきた。
ヒドンとの出会い、嘘の発覚、島での告白まで、瞬時に変わる表情や渦巻く感情の起伏を精密に描き出し、物語の重要なアクセントとなっている。最終回まで、キム・ミンがソンジャとしてどんな未来を描くのか、その活躍から目が離せない。
『パイン ならず者たち』残り2話は、8月13日にDisney+で配信予定だ。
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