Netflixが新作シリーズ『野ネズミ』の制作を正式に発表し、主演にリュ・ジュンヨルとソル・ギョングを迎えることを明らかにした。
『野ネズミ』は、隠遁生活を送る小説家ムンジェが、突如現れた正体不明の野ネズミによって名前・身分・財産すべてを奪われ、人生のすべてを取り戻すために、かつて自分を追い詰めた闇金業者ノジャと手を組んで反撃に出るスリラー作品である。
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物語は、ある日突然スマートフォンの指紋認証が使えなくなり、唯一の理解者だった友人さえも姿を消すという異変から始まる。
自身がムンジェであると証明できる術を失った彼は、すべてを奪った野ネズミの存在に気づき、追跡を開始する。
物語の着想は“ネズミが人間の爪を食べると人になる”という、韓国の伝承をモチーフにした同名のカカオウェブトゥーンから得ており、本物と偽物の境界が崩れゆく混乱のなか、隠された真実に迫る展開が視聴者を引き込む。
主人公ムンジェを演じるのは、Netflix映画『黙示録』や『The 8 Show ~極限のマネーショー~』、映画『梟 -フクロウ-』『毒戦 BELIEVER』『リトル・フォレスト 春夏秋冬』などで、唯一無二の演技を見せてきたリュ・ジュンヨルだ。
人付き合いを避け、静かな日々を送っていたムンジェが、野ネズミに全てを奪われたことで、人生が一変する姿を、彼ならではの繊細かつ緻密な演技で描き出す。
一方、どんな仕事も金のために引き受ける闇金業者ノジャ役には、Netflixシリーズ『旋風』や映画『キングメーカー 大統領を作った男』『告白、あるいは完璧な弁護』などで深みのある演技を見せてきたソル・ギョングが扮する。
行方をくらませていたムンジェが3年ぶりに再び姿を現し、「野ネズミの正体を突き止めたい」と頼まれると、貸した金を取り戻すために事件に巻き込まれていく。冷徹かつ危険な人物ノジャを、ソル・ギョングの重厚な演技が一層引き立てる。
この作品で初共演となるリュ・ジュンヨルとソル・ギョングの化学反応にも注目が集まる。思いがけず共に野ネズミを追うことになるムンジェとノジャ。真実を求めて奔走する2人の姿が、強烈な緊張感とドラマを生み出すだろう。
メガホンを取るのは、『客-ザ・ゲスト-』『L.U.C.A.:The Beginning』『ボイス』など、K-スリラーの第一人者として知られるキム・ホンソン監督である。
脚本は『TEN』『模範家族』などで人物描写に優れたイ・ジェゴンが手掛ける。緊張感のあるジャンル作品を得意とするベテラン2人のタッグにより、高い完成度が期待される。
さらに制作は、Netflixシリーズ『悪縁』や『社内お見合い』『その電話が鳴るとき』など、ウェブトゥーン・ウェブ小説原作ドラマで高い評価を得ているカカオエンターテインメントが、C-JeSスタジオ、H Houseと共に担当する。
信頼感のあるリュ・ジュンヨルとソル・ギョングの初共演、そしてジャンル作品に定評のある制作陣のタッグによって誕生するNetflixシリーズ『野ネズミ』。その全貌が明かされる日を心待ちにしたい。
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