韓国ドラマには様々なカテゴリーがあるけれど、一番の「華」はやっぱりラブコメ。美男美女の駆け引きが巻き起こすロマンスには、いつも賑やかな笑い声が起こる。そんなふうに気分がスカッとするドラマを5本選んでみた。
【関連】イ・ジュノ×ユナの奇跡!『キング・ザ・ランド』が新たな「ラブコメの王座」へ疾走する
●『キング・ザ・ランド』(2023年)
俳優名(演じた役名)/ジュノ(ク・ウォン)、ユナ(チョン・サラン)、コ・ウォニ(オ・ピョンファ)、キム・ガウン(カン・ダウル)、アン・セハ(ノ・サンシク)
〔ここがお笑いポイント!〕ホテル御曹司のウォンと最優秀社員のサランは、最悪の出会いを経て職場の上司と部下になる。最初はいがみあうが、やがてビジネスの難局で助け合って、ラブロマンスを育んでいく。
以後の2人は華やかな時間を共有しあって、障壁を一つずつ乗り越える。とにかく、ジュノ(2PM)とユナ(少女時代)の2人がラブコメを演じると、まさに最高級のビジュアルとなる。中でも、ジュノが演じるツンデレには知的に笑える。
●『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(2015~2016年)
俳優名(演じた役名)/ヘリ(ソン・ドクソン)、パク・ボゴム(チェ・テク)、リュ・ジュンヨル(キム・ジョンファン)、コ・ギョンピョ(ソン・ソヌ)
〔ここがお笑いポイント!〕ソウルの下町を舞台にして、ご近所さんたちの赤裸々な暮らしが楽しく描かれている。中でもドクソン一家が物語の中心だが、両親と子供3人の掛け合いがとても笑える。そして、住民たちの情の深さに感銘する。
幼なじみだった高校生たちの成長も面白く描かれているが、特に、囲碁の天才棋士テクに扮したパク・ボゴムの繊細な感性がとてもいい。
●『海街チャチャチャ』(2021年)
俳優名(演じた役名)/シン・ミナ(ユン・ヘジン)、キム・ソンホ(ホン・ドゥシク)、イ・サンイ(チ・ソンヒョン)、コン・ミンジョン(ピョ・ミソン)
〔ここがお笑いポイント!〕海辺の美しい映像が秀逸なドラマ。物語では、ソウルにいられなくなって海辺の町にやってきた歯科医師のヘジンが、人気者のドゥシクと知り合って爽やかな関係になっていく。
そんな2人を取り囲む住民たちがとても愉快で、見ていて自然と笑いがこぼれる。ヘジンとドゥシクには様々なトラブルが巻き起こってくるが、美しい海岸の風景が2人をとことん癒してくれる。
●『椿の花咲く頃』(2019年)
俳優名(演じた役名)/コン・ヒョジン(ドンベク)、カン・ハヌル(ファン・ヨンシク)、キム・ジソク(カン・ジョンニョル)、オ・ジョンセ(ノ・ギュテ)
〔ここがお笑いポイント!〕サスペンス要素が強いドラマなのだが、警察官ヨンシクを演じるカン・ハヌルのキャラがクスクス笑わせてくれる。いい人すぎる彼の人間味がとても心地よい。
物語はスナックを開くシングルマザーのドンベクを中心に軽快に進んでいくが、彼女を囲む地元の人たちの生活感が笑いに満ちており、見ていてホッとさせられる。ただし、恐ろしき殺人犯が町にまぎれこんでドンベクが危機にさらされる展開は、本当にハラハラドキドキだった。
●『社内お見合い』(2022年)
俳優名(演じた役名)/アン・ヒョソプ(カン・テム)、シン・ハリ(キム・セジョン)、キム・ミンギュ(チャ・ソンフン)、ソル・イナ(チン・ヨンソ)
〔ここがお笑いポイント!〕食品会社研究員シン・ハリのキャラが最強。強烈に表情を変化させる顔面演技で見る人を徹底的に笑わせてくれる。そんなシン・ハリと偽装恋愛をすることになったのが青年社長のカン・テム。
彼はツンデレを気取っていたのに、いつのまにかシン・ハリにゾッコンになっていく。そのギャップがあからさまになる度に面白くなる。無理矢理カップルの価値観が違いすぎて意見の対立が鮮明になるが、その度に笑いの渦が巻き起こる。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
■【関連】【これぞ韓ドラの至宝】「応答せよシリーズ」三部作の絶対に面白いポイントは?
前へ
次へ