イム・ジヨンが主演する『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』(U-NEXTで配信中)は、ドラマが進むたびに彼女だけでなく共演のチュ・ヨンウの評判がとても良くなっている。
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チュ・ヨンウが演じているのは両班(ヤンバン)出身のチョン・スンフィだ。彼は芸人となって伝奇叟(チョンギス/小説を朗読する芸人のこと)で大人気を獲得していた。
とにかく、彼の公演はダイナミックな舞台設定のおかげで、若い女性たちの大歓声を浴びていた。そんな人気者の初恋の人が、奴婢のときのクドク(イム・ジヨン)だった。
しかし、クドクはその後、両班の令嬢オク・テヨンに生まれ変わり、外知部(ウェジブ/弁護人のこと)の有能な女性として仕事をバリバリこなすようになった。さらに、オク・テヨンが結婚したソン・ユンギョムが、なんとチョン・スンフィとそっくりだった。
そのソン・ユンギョムは、逆賊として捕まりそうになったので家を出て、その後は行方がわからなくなった。それから7年後のことだ。オク・テヨンは寡婦にされて投獄までされてしまった。そんなときに救世主となったのがチョン・スンフィだ。
彼はソン・ユンギョムと瓜二つであることを利用して、なんとオク・テヨンの夫になりすましたのだ。そのために芸人もやめてしまった。それは苦渋の選択であった。
こうしてソン・ユンギョム(実はチョン・スンフィ)とオク・テヨンは表向きには夫婦となっった。こういう設定で難しい演技を続けているのがチュ・ヨンウだ。彼は個性の違う人物を交互に演じ分けており、その度に口調を変えている。
このように、柔らかい感性で完全に役になりきっていた。しかも、切羽詰った場面においても、チュ・ヨンウは余裕を見せながら説得力のある演技を続けていた。
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』ではイム・ジヨンの演技力がとても高く評価されているが、それはチュ・ヨンウも同様だ。彼もまた、このドラマを大いに盛り上げている立役者の1人である。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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