女優チョン・ウンチェがドラマ『ジョンニョン:スター誕生』を通じて国劇に挑戦したなか、練習過程についても明かした。
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最近、ソウルのとあるカフェでチョン・ウンチェのドラマ『ジョンニョン』終映インタビューが行われた。
11月17日に終映した『ジョンニョン』は1950年代を舞台に、少女ジョンニョンがその天性の美声と表現力を武器にスターダムを駆け上がる感動のサクセスストーリーだ。
劇中、チョン・ウンチェはムン・オッキョン役を演じ、女性国劇最高の“男役”として認められ、梅蘭(メラン)国劇団の作品を導いていく人物だ。
1950年代の女性国劇を再現しなければならないこと、国劇という不慣れなジャンルを上手にこなさければならないことなど、最初から挑戦する部分が多かった。
準備過程についてチョン・ウンチェは「国劇というテーマ自体が私は『ジョンニョン』を通じて初めて知ったジャンルだ。だからこれがどこから始まったのか、具体的なデータや資料も探して製作スタッフの方々が多く準備をしてくれたことを見て、公演も皆で一緒に観覧してゆっくりと国劇の世界を受け入れた。始まりはそんな感じ」と説明。
準備期間は約4カ月程度だったとか。
「撮影4カ月前にキャスティングされ、すぐに撮影に入った。国劇の舞台のシーンが4回出てくるが、私は『バカと姫』(原題)が最後の国劇のシーンだ。分量も後半にあったので撮影が終わる直前まで練習をして、撮影に行って。ほぼ1年、そのやって過ごした」と振り返った。
ムン・オッキョン役は当初、ミュージカルを専攻した女優キム・ヒオラが演じる予定だったが、キム・ヒオラの学生時代の非行疑惑によって出演が見送られ、チョン・ウンチェが指名された。
遅れて合流したことへの負担はなかったのだろうか。
チョン・ウンチェは「どれぐらい遅れたのかよく分からないが、テリは企画段階から準備もして、その期間が3年ほどだという話を聞いた。ソリから始まってダンス、そして中間に出てくる楽器もそうだし、剣術も、全てするには時間が常に足りない感じだった。撮影に入ってからは練習にだけ邁進しながら時間を過ごした」と答えた。
製作陣からチョン・ウンチェがキャスティングされた理由を聞いたことがあるか問われると「その時点で私がシナリオを初めて見て、原作も見て、すごく新鮮なオファーだと思った。当時受け取った本のキャラクターと完全に違う感じで、それが魅力的に感じた」と初めて台本を受け取った時の感情に言及した。
チョン・ウンチェは「監督と初めて会った時に聞いたことがあった。監督は私に外見の変化を想像した時、そのキャラクターと合うと考えたようだ。製作発表会の時、監督が返事で、私の出演したドラマ『客:The Guest』(2018)を見てイメージが強烈に残っていたという話を聞いたが、私が普段気楽に見せた姿以外に他の姿が想像できなかった。実際に見てもっと確信が生まれたようだった」と伝えている。
続けて「その話を聞いては心が楽になり、監督の新しい視線やそのような部分も興味深く感じられた。それなら信じて一度一緒にやってみれば面白そうだと思った」と付け加えた。
国劇の演技のためにソリを練習しなければならなかった『ジョンニョン』の俳優たち。
練習中、最も難しい部分は何だったかという質問にチョン・ウンチェは「最初、ソリの先生が何人かいらっしゃったが、役によってよく合うキャラクターに合わせて細分化された。私は非常に声の低いトーンであるノ・ヘヒョン先生に学んだ」と明らかにした。
チョン・ウンチェは「難しすぎた。最初は真似する程度で、話をどのような語り手なのか理解しようとし、劇中で私が演技しなければならない王子やバカもそうだし、キャラクターを理解しようとした」と述べている。
主人公のキム・テリが3年ほどソリを練習したが、チョン・ウンチェの評価はどうだろう。
「私が評価できる部分ではないようだ。無知な状態でソリに触れるような気がして。評価はできない部分だが、だからこそ私が聞くにはあまりにも素晴らしかった。たくさん準備ができている状態だと感じた」と話した。
なお『ジョンニョン:スター誕生』はDisney+にて配信中だ。
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