『チャングム』で超有名になったヤン・ミギョン!涙の演技でハンカチが手放せない

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テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『宮廷女官チャングムの誓い』は、主人公のチャングムをイ・ヨンエが演じている名作時代劇である。本作で、チャングムの師匠ハン尚宮(サングン)としてすばらしい演技を披露していたのがヤン・ミギョンだ。

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ドラマではハン尚宮は陰謀に巻き込まれて亡くなってしまったが、回想シーンで何度も登場するし、演じたヤン・ミギョンの涙を誘う名演技も心に残っている。このドラマにおいてハン尚宮の存在感はとてつもなく大きかったのだ。

こうしてハン尚宮という最高のキャラクターを演じたヤン・ミギョン。それだけに、チャングムとの別れのシーンは本当に辛かった。

濡れ衣を着せられたハン尚宮とチャングムは、済州島(チェジュド)に島流しになり、その港に行く途中でハン尚宮は息絶えてしまったのである。嘆き悲しむチャングムの姿は、イ・ヨンエにとっても記憶に残る演技だった。

このように『宮廷女官チャングムの誓い』で絶大な存在感を見せた彼女は、『太陽を抱く月』ではヒロインのヨヌの母親として美しくも芯の強い女性を演じていた。

チャングムの誓いのヤン・ミギョン
『宮廷女官チャングムの誓い』でハン尚宮を演じたヤン・ミギョン(写真提供=OSEN、SPORTS KOREA)

最高の演技を見せる名女優

ヤン・ミギョンの場合、どんな状況になっても品のいいイメージが醸し出される。それだけに時代劇で上品な母親を演じると、本当にぴったりマッチするのだ。

チャングムの師匠であったハン尚宮もそうだったし、『太陽を抱く月』でヨヌの母親を心から演じたときも、ヤン・ミギョンは誰が見ても納得する上品さを備えていた。

一方、『不滅の恋人』では対立する2人の王子の母親を演じた。大妃(テビ)としての品格を持ちながら、息子たちに対して愛情のある厳しさを持っていた。やはり、時代劇で品格のある母親を演じさせたら、ヤン・ミギョンは最高の適役である。

『宮廷女官チャングムの誓い』『太陽を抱く月』『不滅の恋人』など、多くの名作に出演してきたヤン・ミギョン。彼女は、女優として自身が演じるキャラクターを常に魅力的に見せてくれていた。

文=大地 康

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