ギネス級の長寿トーク番組となっているテレビ朝日の『徹子の部屋』。いつも月曜日から金曜日まで午後1時に放送されているが、今度の7月19日にキム・スヒョンが出演することになった。
【写真】キム・スヒョン♡キム・ジウォンの未公開ウェディング写真
今年はすでに同番組にアン・ヒョソプが出演していて、そのルックスと礼儀正しさが黒柳徹子から絶賛されていたが、キム・スヒョンもかならずや本領を発揮してくれることだろう。
なにしろ、キム・スヒョンといえば、演技はもちろんのこと、抜群のトーク力を持っている。瞬発的な対応ができるのがキム・スヒョンのクレバーなところであり、黒柳徹子を相手に最高に楽しい時間を見せてくれることは間違いない。
振り返ってみれば、キム・スヒョンも、今年上半期の韓国ドラマで一番の人気作となった『涙の女王』の演技が本当に素晴らしかった。
彼はこれまで『ドリームハイ』『太陽を抱く月』『星から来たあなた』『サイコだけど大丈夫』といった大ヒット作を世に送り出しているが、36歳になった今年は、さらなる『涙の女王』によって演技の真髄を見せてくれた。
このドラマは、社会的にシンドロームを巻き起こすほど大ヒットしたが、キム・スヒョンは主人公のペク・ヒョヌを演じていた。離婚を決意していたのに妻が余命わずかになってしまった……という展開から始まった『涙の女王』で、ペク・ヒョヌは喜怒哀楽を出す性格だったが、特に酒を飲んで大泣きする場面が印象に残っている。
思うようにならない境遇を嘆いたときは、露骨に感情の爆発させていくのだが、そのときにもキム・スヒョンは彼らしい上品さを失わず、それでいて高揚感をストレートに出していた。泣く場面は俳優の中で特に難しさを求められるが、キム・スヒョンは「演技なのか素の自分なのか」わからないほどに奔放に地を出していた。
当然ながら計算された演技に違いないが、それを感じさせないで自然体に見せるところが、やはり天才型の表現力なのかもしれない。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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