Netflixで人気を集めているドラマ『ドクタースランプ』で、パク・シネと共演して注目の的になっているのがパク・ヒョンシクである。彼はこれまで人気ドラマに数多く出演してきたが、その中でも強烈なイメージを残したのが『花郎〈ファラン〉』だった。
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このドラマは、2016年12月から2017年2月まで韓国KBSで放送されており、韓国時代劇の歴代作品の中でも特に人気が高かった。パク・ソジュンとパク・ヒョンシクというダブル主役の2人がお互いに最良の形で競い合って、いい意味で心地よい緊張感がみなぎっていた。また、イケメンがたくさん共演して、とても華やかな雰囲気で盛り上がっていた。
ドラマの舞台となっていたのは輝かしい古代だ。タイトルに冠された「花郎」というのは、新羅(シルラ)における青少年たちの力強く華々しい育成組織を指している。実際には、貴族の子弟たちが英才教育を受けたところが組織としての「花郎」だったのだ。
このエリート軍団を描いた『花郎〈ファラン〉』でパク・ヒョンシクが演じたのは、新羅の24代王・真興王(チヌンワン)だ。しかし、国王であるのに、母の只召(チソ)太后の命令によって、真興王はあえて身を隠して生活していかなければならなかった。それは、政敵から命を守るためなのだが、それでも身分を隠すのは辛かった。それゆえ、彼はしだいに反発するようになった。
そんなこともあり、真興王は「ジディ」という偽の名前を使って、有望な若者たちの育成組織である「花郎」に入って活躍するようになる。
そんな展開の中で、パク・ヒョンシクはセンスあふれる演技力を随所に見せていた。その際には、野性味あふれる役を演じたパク・ソジュンとの演技上のやりとりが、いつも魅力に満ちていた。
こうして偉大なる真興王に扮したパク・ヒョンシクは、『花郎〈ファラン〉』を壮大なスケールを持ったドラマへと導いていた。『ドクタースランプ』を見て彼の魅力にはまった人は、ぜひ『花郎〈ファラン〉』も見てみよう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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