テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』において、パク・サンウォンが演じているのが、「問題の三兄弟」の父親ミノである。
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ミノは中学校の校長である。非常に心が優しいし、理論的に物事を考えられる男だ。そんな彼にも大きな悩みがある。それは息子3人が結婚していないことだ。特に長男のユンジェ(オ・ミンソク)は歯科医師として社会的な地位が高いのに、40歳間近でも全く結婚する雰囲気がない。
それで、三兄弟に対して「結婚したらマンションを譲る」という条件で結婚プロジェクトを推進しているのだが、結果はあまり思わしくない。そんなときでもミノは決して感情的にならない。常に息子のことを思い、理知的に考えているのだ。
彼は子供のときに両親が事故で一緒に他界している。その上、叔父さんと称する人物に遺産を騙されるということも起こった。それほど苦労を重ねた男だけに、息子たち3人のことを思う気持ちが本当に強いのだ。
そんなミノをパク・サンウォンが優しい雰囲気で演じている。彼の今までの出演作の中で強烈な印象を残したのが2007年に制作された『太王四神記』だった。そこで扮したヨン・ガリョは、ペ・ヨンジュンが演じたタムドク(後の広開土大王)と激しく対立する役であった。
ヨン・ガリョは抜きん出たカリスマ性と知略に富んだ戦術家であり、冷徹なまでに自らの野望を成し遂げようとしていた。そんなキャラクターをパク・サンウォンは重厚な演技で表現していた。
そんなパク・サンウォンが出演している時代劇で、注目すべき作品がもう1つある。それがイ・ミンホが高麗の近衛隊の隊長で雷功の使い手チェ・ヨンとして主演を務めた『シンイ-信義-』である。
イ・ミンホだけでなく、ソウルの美容整形外科医ユ・ウンスを演じたキム・ヒソン、麗の貴族であり元のキ皇后の兄である氷功の使い手キ・チョルに扮したユ・オソンなど名俳優たちが最高の演技を見せた。
この時代劇でパク・サンウォンは元の使節で断事官のソン・ユとして登場していた。
時代劇で迫力の演技を見せているパク・サンウォンは、現代劇でも多彩な演技を披露しているので、ぜひそちらも注目してほしい。
文=大地 康
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