NHKのBSプレミアムで放送されている『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』は、8月6日のオンエアが第6話となる。第5話までに、ミステリアスな物語の中心人物の輪郭がハッキリしてきた。国王イ・チャン(ヒョヌ)が「殺すために」必死に探しているイ・ソルには強力な「番人」がいるのだ。
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この「番人」はめっぽう強くて、恐ろしいほどに他人を圧迫する存在だ。そんな「番人」に恨みを抱くのが、国王イ・チャンから「イ・ソル探し」を厳命されている役人チャン・テファ(オ・マンソク)であった。
彼は当初から、宿屋「二花院」に泊まっている3人の若者が怪しいとにらんでいた。その3人とは、カン・サン(リョウン)、キム・シヨル(カン・フン)、チョン・ユハ(チョン・ゴンジュ)であった。みんな有能で何かの秘密を持っている。
その秘密をさぐるために、チャン・テファは「二花院」の若き女主人ユン・ダノ(シン・イェウン)に条件を出した。「イ・ソルを探したら借金を棒引きにしてやる」ということ。ユン・ダノの亡き父親が大きな借金をチャン・テファからしており、「二花院」はこの悪徳高官の手中にあるのだ。
それで、ユン・ダノは彼女なりに「イ・ソル探し」を始めなければならなかったのだが、その最中にチャン・テファはキム・シヨルをつかまえて拷問にかけるようになった。
その様子を見てしまったユン・ダノ。彼女は動揺するばかりなのだが、キム・シヨルを救い出そうとしていたのがカン・サンであった。
この時点でユン・ダノは「カン・サンこそが番人?」と疑いを持つようになった。実際、カン・サンはとてつもなく俊敏な動きを持った武芸の達人だ。
こうしてイ・ソルと「番人」の正体をめぐって、ストーリーは大きく動き出した。
同時に、悪政に抵抗しようとしているチョン・ユハの動向も波乱含みになってきた。彼も騒動の主役になりそうだ。
こうして『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』はますますスリリングな展開になっていく。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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