韓国時代劇の記事をこれまでたくさん書いてきたが、反響の大きさから言うと、『トンイ』の人気がナンバーワンだった。
【写真】ハン・ヒョジュが朝鮮王朝の王妃を演じるなら誰がふさわしいか
すでに制作から12年が経っているが、視聴者の関心は依然と高い。ドラマと史実の違いを解説すると読んでくださる人がとても多い。もちろん、ドラマの面白さが人気の秘訣になっているが、同時に主人公トンイを演じたハン・ヒョジュへの好感度も抜群だ。
そういう意味で、韓国時代劇の最強ヒロインは『トンイ』のハン・ヒョジュだと思っていたが、強力なライバルが出現している。それが、『七日の王妃』で主人公の端敬(タンギョン)王后を演じたパク・ミニョンである。
彼女がヒロインを演じた『七日の王妃』は現在、NHK・BSプレミアムで毎週日曜日午後9時から放送されているが、5年前に制作されたドラマであるにもかかわらず、とても高い人気を示している。
これはまず、パク・ミニョンの個人的な人気に負うところが大きい。韓国女優の人気ランキングのアンケートを行なうと、常にベスト3に入ってくるほど高い知名度を誇っているのがパク・ミニョンだ。
しかも、『七日の王妃』で演じた端敬王后は実在した王妃でありながら、わずか7日間で廃妃になるという悲劇性があって、とても気になる存在になっている。このように、視聴者にとっても忘れられないヒロインなのである。
ハン・ヒョジュが2010年に制作された『トンイ』でヒロインを演じたのは23歳。一方、パク・ミニョンが2017年に制作された『七日の王妃』に主演したときは32歳。実際に出演したときの年齢差は大きいが、ハン・ヒョジュは『トンイ』のときにハツラツとした若さが見せていたし、パク・ミニョンは『七日の王妃』で大人の美しさを表現してドラマをさらに彩っていた。
韓国時代劇には、2人以外にも魅力的なヒロインが数多くいたのは事実だが、その中で特別に選ぶとすれば、双璧はやはり『トンイ』のハン・ヒョジュと『七日の王妃』のパク・ミニョンなのではないだろうか。
さらに言えば、究極の1人はどちらのほうか。それは、読者のみなさんがご自身で感じてください。ここでは「究極の2トップ」と称しておきたい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
■【写真】『トンイ』の主人公ハン・ヒョジュが海賊に!『パイレーツ:失われた王家の秘宝』撮影秘話
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