2022年は始まったばかりだが、今年韓国で放送される新しいドラマのラインナップが続々と公表されている。その中で最大級の話題作になりそうなのが、韓国JTBCで放送される予定の『財閥家の末っ子』(原題)だ。
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主役を務めるのはソン・ジュンギ。それだけで、このドラマの話題性が一気にアップしていくが、彼が演じるのは財閥一家に尽くしてきた秘書のユン・ヒョヌという男だ。
しかし、展開がガラリと変わる。ヒョヌは横領の濡れ衣を着せられて殺害されてしまうのだ。主人公がいきなりこの世からいなくなるのだからビックリ。本当に哀れな男だ。
けれど、そのまま終わるわけがない。物語は一転し、なんとヒョヌは財閥の末っ子として生まれ変わってしまう。
ここからがソン・ジュンギの真骨頂だ。『ヴィンチェンツォ』で痛快なほどのダークヒーローを颯爽と演じた彼は、今度は財閥家の異端児としてやりたいように生きて、過去の恨みを徹底的に晴らしていく。その際にはブラックユーモアが随所に見られるかもしれない。
実に変わった主人公を演じるソン・ジュンギ。彼によって物語は最高の復讐劇になっていくだろう。
頼もしいのが、脚本家のキム・テヒ作家だ。ソン・ジュンギの出世作となった『トキメキ☆成均館スキャンダル』を書いた人であり、物語の構成力に定評がある。
しかも、様々なキャラを縦横無尽に動かしてドラマを大きく動かしていくのが巧みだ。そんなストーリーテラーに導かれて、ソン・ジュンギが唯一無二の主人公を堂々と演じていくだろう。
彼は1985年生まれなので今年は37歳になる。数々のヒット作によってキャリアを積み重ねた上に、今は俳優としても一番乗りに乗っている時期を過ごしている。出演作も立て続けに続いていて、意欲がとことん満ちているのだ。
そんなソン・ジュンギが『ヴィンチェンツォ』に引き続いて度肝を抜くエピソードを次々に繰り出してくれると思うと本当にワクワクする。
早く『財閥家の末っ子』が見たい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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