ドラマ『キングダム』や映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』や『新感染半島 ファイナル・ステージ』のように、韓国の作品にはゾンビをテーマに扱ったものがいくつか存在する。
その中の1つが、探偵になって人間社会になじもうとするゾンビの孤軍奮闘を描いたコメディードラマ『ゾンビ探偵』だ。この作品は韓国で2020年の9月21日から10月27日まで放送されていた。
このドラマでチェ・ジニョクが演じるゾンビは、人間らしく見せようと努力しており、探偵事務所のCEOであるキム・ムヨンの身分を借りて働くキャラクターだ。
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最初にオファーをもらったときは、珍しい題材だけに不安を感じて出演するかどうかをすごく悩んだチェ・ジニョクだったが、他のキャストが決まっていくにつれて次第に心がかるくなっていったという。
本来、ゾンビというのは残酷で恐怖心をあおる存在なのだが、『ゾンビ探偵』に出てくるゾンビは恐怖を与えるよりも、見る人に笑いを届けてくれる存在だ。
実際に、こんなゾンビがいるのかと思うほどの大変身を遂げているチェ・ジニョクは、ドラマの中で体を張った演技を見せている。
具体的には踊ったり、ヘアバンドしてシャワーを浴びたり、バブルバスに浸かったりなど、初めての経験をたくさんしたチェ・ジニョク。
演技の中でのコメディーが一番難しいと語る彼だが、今回はそれに真正面から挑戦しており、いろいろと悩みながら撮影に臨んだという。
ゾンビは、『新感染 ファイナル・エクスプレス』に登場するゾンビのように、自分の頭で物事を考えて行動することができない。
しかし、『ゾンビ探偵』に登場するゾンビは、最初こそただのゾンビなのだが、徐々に自分の頭で物事を考えて行動するようになる。
このドラマに出演したことで、たくさんの初めてのことや難しい演技を経験したチェ・ジニョク。
彼は、他にも『九家の書』や『皇后の品格』といったドラマでもすばらしい演技を披露しているので、改めてそちらの作品を見てほしい。今後のチェ・ジニョクの活躍に期待したい。
文=大地 康
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