韓国MBNの時代劇『ポッサム 運命を盗む』(原題)の視聴率が上り調子だ。
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同作は、光海君(朝鮮時代第15代国王)治下の朝鮮時代を舞台に、ポッサム(寡婦を連れ去って再婚させること)や泥棒などを専門とするチンピラ男・バウ(演者チョン・イル)が、翁主(=王女)のスギョン(演者ユリ)を誤ってポッサムすることで繰り広げられるロマンス時代劇。
ポッサムという興味深い題材と魅力的な俳優たち、そしてクォン·ソクジャン監督が初めて手がける時代劇として放送前から注目されていた。
5月1日にベールを脱いでから第4話で視聴率5.5%(全国基準、ニールセンコリア調べ)をマークし、瞬間最高視聴率は6.4%を記録。同局ドラマで最高視聴率を記録した『優雅な一族』よりも早いスピードで勢いをつけている。『優雅な一族』の第4話っも視聴率は2.89%だった。
翁主のポッサム事件をめぐる各人物たちの目的が、興味深い展開を繰り広げている。翁主をポッサムしてしまうミスを犯したバウとスギョンは運命共同体となり、変わった運命の中で生まれたロマンスムードは2人の関係に変化を予感させた。
一方、スギョンの嘘の葬式を行ってから彼女を見つけて殺そうとするイ・イチョム(演者イ・ジェヨン)と、そんな父からスギョンを守りたいイ・デヨプ(演者シン・ヒョンス)、事件を利用してイ・イチョムを処断しようとする光海君まで。各人物が抱える葛藤もすべて揃った。
また、ストーリーの展開によって組み直される新しい関係も、『ポッサム』の見どころの一つだ。悪縁から良縁に変わりつつあるバウとスギョンだけでなく、チュンベ(演者イ・ジュンヒョク)、チャドル(演者コ・ドンハ)ら脇役たちとの関係が、物語を彩っている。
『ポッサム 運命を盗む』は、韓国MBNにて毎週土・日曜21時40分に放送。全20話予定。
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