韓国放送広告振興公社が12月11日に発表したことによると、IUが2020年に「消費者が一番好きな広告モデル」として1位に選ばれたという。ドラマ『ホテルデルーナ』の人気も大きく寄与したのは間違いない。
このようにIUは人気絶頂だが、歌手としての活動と同様に俳優としても存在感を示している。
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2018年に『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』で演じたヒロインのジアン役は、とくに評価が高かった。
このジアンという主人公は、辛い境遇の中で育っただけに、誰も頼ることができずに必死に生きていた。そして、イ・ソンギュンが扮したドンフンと職場で知り合い、2人はお互いに助け合いながら困難な問題を乗り越えていくのである。
IUは暗く重い場面での演技がとても多かったが、彼女は迫真の演技で見事にドラマを引き締めていた。
『マイ・ディア・ミスター』はまれに見る傑作という評価を得たが、その中でもIUの演技が本当によかった。
さらにIUが出演した時代劇といえば、『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』があまりに有名だ。このドラマは、現代から魂が高麗時代にタイムスリップしてしまったヒロインが、8人の皇子たちと出会うというストーリーだった。
この中でIUはヘ・スという女性を演じて、現代的な発想で皇子たちを変えていってしまうという役割をしていた。
特に第四皇子のワン・ソを演じたのがイ・ジュンギであり、第八皇子のワン・ウクに扮したのがカン・ハヌルだった。必然的にIUは、イ・ジュンギとカン・ハヌルという人気抜群の俳優たちと華やかな王宮ラブロマンスを演じることになった。
ドラマにおいて、IUのロマンチックな演技は本当に華やかだった。それは『マイ・ディア・ミスター』とは対極に位置するような違いがあったが、どんな演技でも多様な表現力で演じわけられるのがIUのすばらしいところだった。
これからもIUは、歌手と俳優の両方で評価が高い活動を続けていくことだろう。ぜひとも時代劇にもう一度出てほしい。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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