7月17日から韓流プレミアで放送されている韓国時代劇『トンイ』。
ドラマの中でトンイは、周囲の人たちを元気にする太陽のような存在だ。
粛宗(スクチョン)の時代に宮中では廃妃を初め悲劇的な出来事が多すぎた。それを史実に沿って描くと重苦しい展開にならざるをえないが、トンイの明るさや前向きな性格がよどんだ空気を吹き払う役割を果たしていた。
張禧嬪(チャン・ヒビン)の謀略に敢然と立ち向かうトンイの姿は、なにも400年以上も前の時代だけではなく、混迷する現代でも多くの人に勇気を与えてくれた。
トンイのような人がそばにいてくれたら……。
視聴者が素直にそう思えたことが、ドラマの成功に結びついたのである。
過去に放送されたときに、視聴者を主人公トンイの姿で勇気づけた韓国時代劇『トンイ』。7月17日から始まっている今回の放送では、コロナウィルスに苦しむ人々にどのような思いをあたえてくれるのだろうか。
ドラマの中では、太陽のように明るい存在として描かれているトンイ。彼女は、今のこの現状によって落ち込んでいる人の心を明るく照らしてくれるのではないかと思う。
時代劇『トンイ』で、主人公のトンイを演じるハン・ヒョジュ、19代王・粛宗を演じるチ・ジニ、張禧嬪を演じるイ・ソヨン。
この3人がドラマの中で見せる演技に注目しながら、改めてストーリーの展開にも注目してみよう。
過去の放送では発見することのできなかった出演者たちや、ドラマの登場人物の新しい一面を見つけることができるかもしれない。
構成=大地 康
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