ビョン・ウソクも3億ウォン以上は難しい…Netflixが高騰した出演料を引下げる方針へ

2025年09月14日 話題
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韓国ドラマ市場をけん引してきたNetflixが、俳優の出演料を大幅に抑制する方針へと転じたことが明らかになった。

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かつては1話あたり10億ウォン(約1億1,000万円)を超える破格の出演料も話題となったが、最近では上限が3億ウォン前後まで引き下げられているという。制作費高騰に歯止めをかける狙いがあるとみられる。

業界関係者は「Netflixの出演料は近年、青天井のように上昇してきたが、今年に入ってからは上限を3億ウォン程度に抑える流れになっている」と明かし、「制作費の急騰を考慮した措置」と語った。

昨年『ソンジェ背負って走れ』で韓流スターに躍り出たビョン・ウソクは、Netflixの新シリーズ『俺だけレベルアップな件』に出演を決定。『ソンジェ背負って走れ』以来初のグローバルOTT作品ということで、出演料への関心も高まっていた。

しかし別の関係者は「ビョン・ウソクの人気上昇で高額出演料が期待されるが、3億ウォン以上受け取るのは難しいはず」と見通しを示した。

ビョン・ウソク
ビョン・ウソク(写真提供=OSEN)

一方で、この“3億ウォンの天井”がすべての俳優に一律適用されるわけではない。

作品の規模やシリーズ化に伴う昇給など、状況によっては例外も生じるという。実際にシーズン制作品では前作よりも40%の上昇が伴うケースもあるとされる。

Netflixの関係者は本サイト掲載メディア『OSEN』に対し、「出演料は単なる話数ではなく、創作者と出演者の実際の稼働時間や貢献度を反映して決定するのが合理的だ。Netflixは一律の上限を設けておらず、作品の特性や俳優の役割に応じて柔軟に協議している」とコメントした。

世界的ヒットを次々に飛ばしてきたNetflixは韓国ドラマ市場の成長を牽引してきたが、その一方で制作費の高騰を招いた元凶とする批判も免れなかった。

(画像=Netflix)

『イカゲーム』『おつかれさま』には数百億ウォン規模の予算が投じられ、俳優の出演料も連動して急騰したとされる。その影響で、韓国内の制作会社は負担に耐えられず、新作ドラマの制作本数が2022年の141本から今年は80本程度に減少する見通しとなっている。

こうした状況について、Netflixコンテンツチームのキム・テウォン・ディレクターは昨年10月、「制作費が膨らみすぎれば必ず反動が来る。作品に見合った適正な出演料を支払うことが、俳優にも我々にも、作品にとっても良い方法だと考えている」と指摘していた。

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