初回放送を10月11日に控えたtvN新ドラマ『台風商社』(原題)が、主人公の強い意志を描いた「危機の1997年」ポスターとティーザー映像を公開した。
同作は、韓国が国際通貨基金(IMF)に緊急融資を受けた1997年を舞台に、父が遺した中小企業「台風商社」を守るために奮闘する青年社長の成長、そして家族と社員たちの奮闘を描く。
国を揺るがした未曾有の経済危機の中でも自らの居場所を守り、歩みを止めなかった普通の人々の熱いサバイバル記を通して、視聴者に温かな勇気を届ける見込みだ。
先日公開された「浪漫の1997年」ポスターがIMF以前の青春時代を表現していたのに対し、今回の「危機の1997年」ポスターは、時代の荒波に飲み込まれながらも強気で立ち向かうIMF以降の姿を描き出している。
2PMジュノ扮するカン・テプンがいる場所は、台風商社のオフィスの中。散乱した資料やIMF事態を報じる新聞が、当時の緊迫感を伝える一方で、彼の顔には迷いではなく強い決意が浮かんでいる。
「救済金融」という暗い見出しの記事を固く握りしめ、微笑を浮かべる姿からは、恐怖に屈せず突破口を見出す覚悟がにじむ。
「俺、カン・テプン。崩れたのは時代であって、俺じゃない」というコピーは、“台風精神”を象徴的に刻み込んでいる。
併せて公開されたティーザー映像では、その決意がさらに鮮烈に描かれる。床に散らばる新聞、テレビから流れるニュースが崩壊した時代の空気を生々しく伝える中、テプンは新聞を握りつぶしながら力強く立ち上がる。その短い映像だけでも、胸を熱くする生存記の始まりを予感させる。
制作陣は「今回のポスターとティーザーには、崩れた時代の中でも折れなかった青春の精神を凝縮した。カン・テプンの堂々とした姿を通じて、当時を生き抜いた多くの人々の勇気を思い起こしてほしい」とコメントした。
tvN新ドラマ『台風商社』は、『暴君のシェフ』の後続作として10月11日21時20分より放送開始。
(記事提供=OSEN)
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