イ・ジヌクが魅せるギャップの魔法、『エスクワイア』で見せた静かな支配力

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イ・ジヌクが圧倒的な存在感で画面を掌握し、視聴者の心をつかんだ。彼は、韓国JTBCドラマ『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』にて、大手法律事務所ユルリムの訴訟チーム長ユン・ソクフン役を務め、乱れのないスーツ姿と鋭い眼差しだけで、キャラクターの輪郭を鮮烈に印象づけた。

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初回放送では、新人弁護士の面接に遅刻したカン・ヒョミン(演者チョン・チェヨン)に向かって、ソクフンが冷静に「出ていきなさい」と告げる場面で初登場を果たす。

冷ややかな口調、抑制された表情、端正なスーツ姿は、ユルリムの実力者としての彼の存在感を強く刻み込んだ。

イ・ジヌクは多くを語らずとも、醸し出す雰囲気と立ち居振る舞いだけでキャラクターの本質を表現し、冒頭から物語の軸をしっかりと掴んでみせた。

また、精子損失被害事件をめぐって病院側と交渉する場面では、鋭いブラフで相手を圧倒。緊迫した駆け引きの中でも動じることのない視線で、ユン・ソクフンの戦略家としての一面を浮き彫りにした。

感情を排した助言と現実的な判断が際立つこのシーンでは、低く抑えた声とほとんど無表情に近い顔つきで、キャラクターの哲学を説得力をもって伝えている。細やかな表現の積み重ねにより、冷徹さの裏に潜む深みも巧みに描き出した。

(写真=(株)BAエンターテインメント、SLL、StudioS)

中でも、毎週金曜日の早退の理由が明かされる場面では、意外性のある余韻が残された。誰もが「子どもを迎えに行くのだろう」と思っていたソクフンは、実は愛犬“ヘッシュ”を迎えにドッグホテルを訪れていた。その瞬間だけは、彼は世界で最も優しい表情を見せたのである。

イ・ジヌクは台詞を一切使わず、笑顔とさりげない仕草だけで、ソクフンの隠された人間味を自然に浮かび上がらせた。

さらに、チョン・チェヨンとのケミストリーも注目を集めた。面接時の初対面から訴訟チームへの配属、そして初案件での協力まで、異なる温度を持つ2人の対峙のたびに微妙な緊張感が画面を支配した。

視線のぶつかり合い、口調での牽制、価値観の相違が交錯する彼らの関係性は、短時間のうちに高い吸引力を生み出した。

このように『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』を通して、外見は冷徹だが内面には微かな温もりを秘めた人物像を丹念に築き上げているイ・ジヌク。印象的なシーンの数々で、バランスの取れたトーンと精緻な表現で物語の流れを巧みに操り、彼が体現するユン・ソクフンというキャラクターが、今後の展開への期待を自然と高めている。

なお、イ・ジヌクが出演する韓国JTBCドラマ『エスクワイア:弁護士を夢見る弁護士たち』は、毎週土・日曜日の夜10時40分より放送中であり、Netflixでも視聴することができる。

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