韓国ドラマでレジェンド級の名作をよく見ている人にとっては、とても馴染みのある女優に違いない。それが、キョン・ミリだ。
『宮廷女官チャングムの誓い』ではイ・ヨンエが演じたチャングムを徹底的にいじめるチェ尚宮(サングン)に扮していた。ヤン・ミギョンが演じたハン尚宮が理想的な師匠としてチャングムを助けたが、そのハン尚宮と真逆の「悪役」チェ尚宮はどこまでも非道なキャラだった。
【関連】【あの人は今】『冬のソナタ』で美しすぎる悪女を演じたパク・ソルミは二女のママ!
結局、チェ尚宮の陰謀によってチャングムとハン尚宮は済州島(チェジュド)への流罪となり、その途上でハン尚宮は死んでしまった。このように、『宮廷女官チャングムの誓い』でカタキ役の代表だったのがチェ尚宮であり、キョン・ミリが本当に憎たらしく演じていた。
続いて、『イ・サン』ではイ・ソジンが演じたイ・サンの母親である恵慶宮(ヘギョングン)に扮していた。この役も我が強い性格であり、キョン・ミリは声を荒げながら強い目力で演じていた。
このように、『宮廷女官チャングムの誓い』や『イ・サン』で強烈な表現力を見せていたキョン・ミリ。私生活では、1987年に俳優のイム・ヨンギュと結婚して、長女イ・ユビと次女イ・ダインを授かるが、1993年に離婚している。その後、1995年に実業家と再婚して、長男を授かっている。
大変だったのが2016年だ。夫が株価操作疑惑で検察に拘束され、キョン・ミリも参考人として調査を受けた。彼女も株式操作に関与したのではないかと疑われ、精神的にも辛い時期を過ごした。
現在のキョン・ミリは、女優となったイ・ユビとイ・ダインの母親としてもよく知られている。特に、イ・ダインは『恋人~あの日聞いた花の咲く音~』でアン・ウンジンが演じたヒロインの親友に扮したが、素晴らしい演技で評価がとても高かった。また、イ・ダインは2023年に人気俳優のイ・スンギと結婚したことでも大きな話題になっていた。
さらに、キョン・ミリ自身も女優として様々なドラマに出演している。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
■【関連】【あの人は今】『冬のソナタ』で名演技連発だったイ・ヘウンは現在も脇役全開!
前へ
次へ