高麗(コリョ)の貢女から中国・元の皇后にまで上り詰めた実在の人物の生涯に、大胆な想像を交えて描いたドラマ『奇皇后(キファンフ)』。
スピーディーに展開される物語は好評を集め、韓国では第33話では最高視聴率29・2%を記録。厳しい運命に果敢に挑み続ける主人公ヤン(後の奇皇后)役には、『チェオクの剣』『ファン・ジニ』などで熱演を披露したハ・ジウォンが起用され、2013年のMBC演技大賞で、最優秀演技を受賞。その他にも脚本家賞など合わせて7冠を達成する快挙を成し遂げた。
この作品は史実を辿る歴史ドラマとしての面白さに加えて、ハ・ジウォン扮するヤンを中心にした主要人物たちによる二転三転するラブロマンスが最大の見どころとなっている。
ヤンと壮大な恋物語を描くのは、チュ・ジンモ扮する高麗の廃王ワン・ユとチ・チャンウク演じる元の皇帝タファンだ。特にチュ・ジンモが演じたワン・ユは、謀略で王位を追われ、ヤンへの思いを胸に元で復位の機会をうかがう苦悩の王を熱演。愛と理想の狭間で苦悩する姿が評価され、MBC演技大賞の「最優秀賞」を受賞した。
50話の物語の中、比較的早い段階で、ヤンとワン・ユは思いを通わせる。しかし、チ・チャンウクが演じたタファンは、ヤンへの一途な想いを抱き続ける。その献身的な姿は、ヤンの心まで少しずつ動かしていく。
チ・チャンウクは、孤独な皇帝が唯一見つけた譲れない愛を見事に演じ、ハ・ジウォン、チュ・ジンモと同じく「優秀賞」を受賞している。さらに、タファンの正室として複雑な人間ドラマをより盛り上げたタナシルリ役のペク・ジニも本作を通して、「新人女優賞」を受賞した。
文=韓ドラLIFE編集部
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