人気俳優ジュノが主演する韓国ドラマ『テプン商事』。日本ではNetflixで配信されているが、韓国ではテレビ局tvNでも放映されていることもあって視聴率も好調。回を重ねるごとに話題になっている。
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特に共感を呼んでいるのが時代背景だ。ドラマは1990年代後半に韓国を襲った“IMF経済危機”を時代背景にしているが、「1997年の時代感性と人間味あふれる共感の物語」だと評価されている。
特に主人公カン・テプンを演じるイ・ジュノの評価はうなぎのぼり。「狎鴎亭ナラリ」や「鉄砲玉のオレンジ族」と揶揄された自由奔放な若者像から、亡き父の跡を継ぎテプン商事を軌道に乗せようと奮闘する姿、胸に迫る繊細な感情演技まで、幅広いイメージを見事に描き分け、称賛を送られている。
韓国メディア『IZE』によると、ジュノの好演にはドラマ制作陣も驚嘆しているらしい。『IZE』は『テプン商事』制作関係者に直撃インタビューしているが、その中で関係者はジュノについてこう絶賛している。
「(イ・ジュノは)本当に演技が上手いと言わざるを得ない。申し分なく良い。どんな役割を任せても、自分の方式で生かしてしまう。2Dを3Dで完璧に立ち上げる。(台本に書かれている)文字を3Dに変えながら、制作陣である私たちも想像できなかったキャラクター(カン・テプン)に作り上げた。立体的で愛らしく、応援したくなるキャラクターとして創造したことが良かった」
『IZE』のインタビューによると、イ・ジュノのキャスティングにおいても並々ならぬ準備があったようだ。
「彼を(イ・ジュノ)キャスティングすることにおいて(イ・ナジョン)監督が非常に力を注いだ」
この関係者はジュノが作品とキャラクターに向き合う姿勢についてもコメント。絶大な信頼を寄せていた。
「ジュノさんは本当に慎重な人物。カン・テプンというキャラクターと作品を、さまざまな側面から悩み、分析した。監督と長い時間、台本やキャラクターに関して話し合って決めたと聞いている。本人がカン・テプンになりきり、見事に作り上げた。ご覧いただければわかるが、ジュノさんは劇中でありとあらゆることをやる。『テプン商事』はジュノさんを好きな方にとってはジュノさんの魅力がすべて詰まった総合ギフトセットのような作品、彼をよく知らなかった人々にはジュノさんのファンになるきっかけとなるだろう」
まさにその通りかもしれない。ジュノの魅力が詰まった『テプン商事』。そのフィルモグラフィーにまたひとつ、代表作が加わったのだ。
(文=韓ドラLIFE編集部)
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