新羅の仏教芸術の粋が集まった仏国寺(プルグッサ)。ユネスコ登録の大寺院

2020年05月05日 紀行 #名所・紀行
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仏国寺(プルグッサ)はとても有名な寺院だ。

525年の建造時は小さな寺院だったが、751年頃、新羅(シルラ)の景徳王(キョンドクワン)時代の宰相・金大城(キム・デソン)によって大規模な増改修工事が行われ、最盛期の8世紀頃には約60棟の木造建物が存在した、新羅随一の大寺院なのだ。

木造建物は“壬辰倭乱(イムジンウェラン)”時にほとんどが焼失してしまったが、多宝塔(タボタプ)や釈迦塔(いずれも国宝)、青銅の阿弥陀仏像などは残された。

盛期の8世紀頃には約60棟の木造建物が存在した、新羅随一の大寺院(写真=韓国観光公社)

新羅仏教芸術の粋を称えた美しさを再現しようと1973年から発掘・再建作業が進み、1995年には石窟庵(ソククラム)とともにユネスコの世界遺産に登録された。

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