俳優ソン・ヨンギュさんの突然の訃報が世間に衝撃を与えているなか、彼の親しい関係者が、亡くなる直前まで続いていた苦悩と、家族と離れて暮らしていたという事情を明かした。
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8月4日、ソン・ヨンギュさんの最側近は、本サイト掲載メディア『OSEN』の取材に対し、「ヨンギュさんは今回の件(飲酒運転)だけでなく、もともとストレスを多く抱えていました。仕事も減っていき、私生活でも問題が続いて悪循環に陥っていたようです。苦しさを紛らわすためにお酒を飲むようになり、周囲でも止めていたのですが…本当に残念です」と語った。
ソン・ヨンギュさんは俳優業に精を出し、妻もカフェ事業を営むなど夫婦で懸命に働いていたが、景気悪化の影響を受け経済的に苦しい状況に直面。事業の損失も重なったという。
「昨年お会いした際には、すでにご家族とは別居されていて、ヨンギュさんは盆唐の近くにあるマンションで一人暮らしをしながら俳優活動を続けていました。そんな中で飲酒運転の事件が起き、将来への不安が一気に膨らんだのではないかと思います。計り知れないストレスを抱えていたはずです。飲酒運転は確かに許されないことですが、ヨンギュさんは本当に多才で、人柄も素晴らしい俳優でした。いろいろ問題があったとしても、ひとつずつ解決していけたらよかったのに…」と、言葉を詰まらせた。
ソン・ヨンギュさんは8月4日午前8時頃、京畿道・龍仁市処仁区に止まっていた車内で亡くなっているのを通行人の女性が発見。現在、警察が詳しい状況を調査中だ。
今年6月19日夜には、京畿道龍仁市・器興区一帯で約5キロにわたり泥酔状態で運転したことが摘発された。警察の調査の結果、血中アルコール濃度は免許取り消しレベル(0.08%以上)だったという。
この件が世間に知られたのは約1カ月後で、彼は出演中のドラマ『トライ』『アイショッピング』、舞台『恋におちたシェイクスピア』から降板している。
葬儀は、京畿道・龍仁市のダボス病院葬儀場 特1号室にて執り行われており、喪主には妻と2人の娘が名を連ねている。出棺は8月6日午前8時、埋葬先はハムベクサン追悼公園の予定だ。
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