俳優にとっての最優秀演技賞は最高の栄光かもしれない。「演技力がナンバーワン」と評価されたのだから。こうした受賞は本当に励みになるだろう。そして、今回も俳優たちの悲喜こもごもの瞬間がやってくる。
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今年の第61回「百想(ペクサン)芸術大賞」。数多くの部門賞があるけれど、特に注目されるのが、テレビ部門・女性最優秀演技賞である。ノミネートされている5人は、そうそうたる顔ぶれになっている。
キム・テリ(『ジョンニョン:スター誕生』)
キム・ヘユン(『ソンジェ背負って走れ』)
IU(『おつかれさま』)
チャン・ナラ(『グッド・パートナー~離婚のお悩み解決します~』)
コ・ミンシ(『誰もいない森の奥で木は音もなく倒れる』)
この5人の中で、もっとも有望とされているのが、キム・テリとIUではないだろうか。
キム・テリが『ジョンニョン:スター誕生』で見せた演技は、まさに「神がかり」という表現がピッタリだ。本当に、非の打ち所がないほどに素晴らしかった。
とはいえ、キム・テリは3年前に『二十五、二十一』で女性最優秀演技賞を受けている。そのことがどのように影響するのか。
一方、IUは百想芸術大賞で最多のノミネートを受けた超話題作『おつかれさま』の堂々たる主演女優であった。しかも、ヒロインのオ・エスンと娘のクムミョンの2役を演じていた。これは本当に凄いことであった。
親子を同時に演じることがどれほど難しいか。よほど表現力を工夫しないと、こうした2役を演じ分けるということはできない。女優の側にも演技の多様性を求められるのだ。しかし、IUはその難役を見事にこなした。
女優としての勘が鋭かったし、自分のポテンシャルを最大限に生かしていた。こうしてIUは評価を一気に高めている。つまり、百想芸術大賞に向けてかなりの追い風が吹いているということなのだ。
注目の授賞式は、5月5日にソウルで開催される。IUが女性最優秀演技賞に輝くのか、キム・テリが二度目の受賞となるのか。あるいは、2人以外の候補者が栄誉を手にするのか。本当に結果が気になって仕方がない。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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