1月8日、『イカゲーム』シーズン2に出演した俳優パク・ソンフンのインタビューが行われた。
『イカゲーム2』パク・ソンフン、撮影中の裏話を公開「ビンタのシーンは本物」
パク・ソンフンは劇中、特殊戦司令部出身のトランスジェンダー(MtF)、ヒョンジュ役を熱演した。
望む通りの性確定手術を受けられず、その費用を工面しタイへ渡るためにゲームに参加したキャラクターだ。
物語の中で最も目を引く女性キャラクターであり、実際に韓国軍の陸軍軍曹として勤務中に性別適合手術を受け、強制除隊となった故ピョン・ヒス軍曹を彷彿とさせる。
ファン・ドンヒョク監督も「キャラクター設定の際に当然、彼女がモチーフになった」と明かした。
作品は世界的に話題性と人気を博しているが、その一方で騒動も続いている。
パク・ソンフンは先日、チェジュ航空旅客機事故による国家哀悼期間中に、『イカゲーム』をパロディした日本の成人向け映像作品(AV)の表紙をインスタグラムのストーリーに投稿するミスを犯した。
すぐに削除したものの、ネットコミュニティで拡散され、所属事務所は「多くのダイレクトメッセージ(DM)を確認する過程で誤ってアップロードしてしまった」と公式に釈明。
しかし、問題の画像が単なるリポストではなく、一度保存したものを投稿した事実が明るみに出ると、批判が殺到した。
これに対し、事務所は「問題があると判断した俳優が担当者に送るために保存したものの、誤って投稿してしまった」と改めて説明した。
インタビュー冒頭で謝罪の意を示したパク・ソンフンは、「いずれにせよ、自分のミスで投稿してしまったのは事実であり、間違いだっただと思う。多くの方々にご心配をおかけし、自らの過ちを正確に認識した上で、この数日間、何度も自責の念に駆られ、後悔と反省をしてきた。今この瞬間もそうだ。この事態の重大さを痛感し、今後は二度と同様のミスを起こさぬよう、慎重に言動に気をつけ、俳優としての生活を続けていきたい」と言い、涙を見せた。
また、「騒動が拡大したのは、所属事務所の釈明が嘘ではないかという疑惑が広がったため」という指摘に対しては、「事務所は当時、僕からの正確な説明を聞き出せる状況ではなかった。僕自身も、なぜ投稿されてしまったのか把握するのが難しく、衝撃的な状況だった。事務所とは話し合った上で、判断を下し公式声明を出したが、(急な対応の中で)意思疎通のエラーがあり、誤解を招く内容となってしまったようだ」と釈明した。
このことについて、ファン・ドンヒョク監督とはまだ直接話をしていないという。
パク・ソンフンは「問題発覚直後に電話をかけたが、つながらなかった。その後、監督はアメリカの授賞式に出席するなど忙しくされており、申し訳ない気持ちで再び電話をかける勇気が出なかった」と語った。
そして、「今後、大きなスケジュールが落ち着き、騒動も一段落した後に改めて連絡するのが適切だと考えている。気持ちは事務所を通じてすでに伝えてある。監督には心から申し訳ないと思っているが、まだ直接電話する勇気が出ない」と率直な心情を打ち明けた。
パク・ソンフンが出演した『イカゲーム』シーズン2は、Netflixで独占配信中。シーズン3は今夏公開予定だ。
(記事提供=OSEN)
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