俳優ヨ・ジングが7月2日、漫画家イ・マルニョンの公式YouTubeチャンネルのライブ配信にゲスト出演。子役時代に経験した“成長痛”について打ち明けた。
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今年でデビュー20周年を迎えるヨ・ジング。「2005年から演技の練習をし、『サッド・ムービー』という映画でデビューした。練習から3カ月で映画にキャスティングされた。その後も運よく他の作品に出演できた」と振り返った。
俳優を目指したきっかけについては、「幼い頃から好奇心が強かった。僕もテレビに出たいと両親にせがみ、運よくデビューできた。中学時代、思春期に多くの人が将来について悩むと思うが、僕も本当に演技を続けたいか悩んだ。14歳の時に、機会があれば一生演技を続けたいと思うようになり、その道を選んだ」と説明した。
デビュー後、初めて迎えた全盛期による困難も告白している。
「16歳の時、時代劇『太陽を抱く月』が大ヒットした。僕の人生が1~2年で大きく変わった。その後に『会いたい』でも称賛され、翌年の映画『ファイ 悪魔に育てられた少年』でも多くの賞を受賞した。その頃は多くの人から拍手を送られていたので、その感情に浸っていた。とても感謝したし、こういう日々はラッキーだし、もっと上手くやろうと思っていたが、その後、ある時から責任感が重くなっていった」
「本当は演技がとても楽しかった」というヨ・ジングは、「興行成績が良い影響も受け、多くの人から褒められるのでもっと良い演技をしたいと思うようになった。キャラクターとして表現したいことも出来て、どんどん自虐しながら上手くやったかどうかが主な関心事になった。そんな中で20代を迎えた」と話した。
「撮影現場に行くのは楽しいことだったはずなのに、ある瞬間からはやるべきことが山積みの部屋に入る感じがして、毎日が怖くて仕方なかった。大人として自分の役割を果たさなければならない瞬間が来た時、本当に怖かった。今思えば、早く大人になった気がする。今振り返ると、その時の自分の考え方は大人びていたように思う」
ヨ・ジングは「20歳の時、まず10年間頑張ってみることを目標にした」そうだ。
「まだその途中だ。10年頑張れば、30歳には俳優であろうとなかろうと、何かしら成し遂げているはずだと思った。自分のノウハウや何かを見つけているだろうという期待で、頑張ろうと思った。なぜなら、僕は演技を愛しているから」
そして現在は「非常に落ち着いている状態」だと明かし、「やりたいことや欲が出てきて、多くの人が期待してくれるので、上手くやりたいと思う。自分も成長しなければならないと感じ、試行錯誤があった。世間に認められるかどうかも心配だった。今では想像もできなかった経験を積み、30代ではもっと良い演技ができると思う」と意気込んでいる。
ヨ・ジングは6月21日に韓国で公開された映画『ハイジャッキング』(原題)に主演。劇中、民間飛行機をハイジャックするヨンデ役で悪役に挑戦した。
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