NHKのBSプレミアムで放送中の『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』。9月24日に第13話となるが、いよいよ核心に迫る展開に進んできた。
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一番重要なのが、カン・サン(リョウン)とチョン・ユハ(チョン・ゴンジュ)の関係の変化だ。このドラマの前半は、廃された世孫(セソン)の行方を捜すストーリーであった。後半に入ってそれがカン・サンであることが明らかになった。
彼は自分の父を裏切って即位した叔父の国王イ・チャン(ヒョヌ)を倒さなければならない。そのために、あえてイ・チャンの護衛係になって機会をうかがっていた。そこに、思わぬ「イ・ソル」が現れたのだ。国王の廃位をめざす木人会のリーダーであるチョン・ユハだ。
彼は大妃に会って自分が「イ・ソル」であることをアピールした。しかし、正真正銘の「イ・ソル」であるカン・サンにしてみたら「とんでもない話」だ。なにしろ、平然と自分の偽者をチョン・ユハが演じているからだ。
ユン・ダノ(シン・イェウン)が主人を務める二花院で共に宿泊しているカン・サンとチョン・ユハ。本来は仲間同士なのだが、お互いの信頼関係が完全に崩れてしまった。
なぜ、チョン・ユハは「イ・ソル」を名乗っているのか……カン・サンが詰問すると、チョン・ユハは「早く暴政を終わらせたかったからだ」と弁明したのだが、かつて正統的な王位継承者であったカン・サンはまったく納得できないことだった。
こうして2人の関係は険悪になっていくのだが、表面的な出来事だけでは説明できない部分もあった。実は、カン・サンとチョン・ユハにはもっと深い因縁があるからだ。それは、出生に関わることだ。今は本物と偽物になってしまった2人だが、さらなる秘密が問題を複雑にしていく。
さらに、イケメン3人衆の一角を占めるキム・シヨル(カン・フン)も、ユン・ダノの姉と不思議な恋愛関係に陥っており、『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘密』の今後の展開がとても興味深い。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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