「時代のアイコン」であり、永遠のライバルとして抜きつ抜かれつした「3大美人女優」のキム・テヒ、ソン・ヘギョ、チョン・ジヒョン(略してテヘジ)。
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略して「テヘジ」と呼ばれる彼女たちがもはや固有名詞のように感じられる理由は、3人の似たようで違う人生と、優劣をつけにくいスター性にあるだろう。
『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』のソン・ヘギョに続き、キム・テヒ、チョン・ジヒョンも復帰を控えているなか、ソン・ヘギョに劣らない“光栄”を享受して女優として評価されるかどうかに関心が集まっている。
今年上半期の最高の女優といえば、多くの人がソン・ヘギョを挙げるだろう。離婚後、2021年のドラマ『今、別れの途中です』で復帰したソン・ヘギョは、得意のロマンスジャンルで甘い演技を繰り広げたが、結果は多少残念だった。
その後、『太陽の末裔』の脚本家キム・ウンスクと手を組んで『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』に挑んだ彼女は、校内暴力被害者のムン・ドンウン役で新境地を披露。世界的に好評が寄せられ、作品の完成度と演技力への称賛の両方を手にした。
4月28日に行われた「第59回百想芸術大賞」ではテレビ部門の女子最優秀演技賞を手にしたソン・ヘギョ。次回作は女優ハン・ソヒと共演する新ドラマ『自白の対価』(原題)に決め、新しい変身を期待させている。
チョン・ジヒョンは最近、同い年の俳優カン・ドンウォンと共演するということが知られ、ファンを期待させた。
『智異山』以来2年ぶりとなる彼女の復帰作は、『シスターズ』の脚本家チョン・ソギョンとキム・ヒウォン監督が2度目のタッグを組んだ『北極星』(仮題)。自身のアイデンティティを失って生きていたスパイたちが、自身を取り戻していく物語という。
復帰と同時に、チョン・ジヒョンの「130億ウォン不動産買収」のニュースも報じられ、芸能界の“不動産財閥”の存在感を再び見せつけた。
とあるメディアによると、昨年に個人間の歴代マンション取引最高価格の130億ウォンを記録した、超高層ペントハウスの買収者がチョン・ジヒョンであることと確認された。そのペントハウスの持分はチョン・ジヒョンが13分の12、夫のチェ・ジュンヒョク氏が13分の1であることがわかった。
チョン・ジヒョンは以前から芸能界の不動産大物として有名だった。昨年2月にはソウル江西区に位置するビルを505億ウォンに買収。江南区のマンションを含めた多数の不動産を保有しており、“投資が上手な芸能人”として挙げられている。
「テヘジ」の1人として一世を風靡したが、ソン・ヘギョとチョン・ジヒョンに比べてフィルモグラフィーは残念なキム・テヒ。「韓国最高の美女」「美しさの基準」として脚光を浴びながら演技力よりは顔で注目され、デビュー当初からずっと演技力の問題が付きまとった。
しかし、結婚後の復帰作だった『ハイバイ、ママ!』で子供を持つ母親に扮し、切々とした母性愛を表現。スターではなく、“女優”としての新境地を開いた。
そして3年ぶりのドラマ復帰作として、6月に放送予定の新ドラマ『庭のある家』(原題、GENIE TV)を決定した。同作は裏庭で漂う怪しい匂いによって全く違う人生を生きていた2人の女性が出会うことで繰り広げられるサスペンス。
キム・テヒは劇中、完璧な家で絵に描いたような日常を過ごしていたある日、家の裏庭で怪しい匂いを嗅ぎ始め混乱に陥るジュラン役を演じる。
女優としての深まった演技はもちろん、『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』の悪役で大ブレイクした女優イム・ジヨンとの演技合戦も見どころである。
お互い良い刺激を与え合うソン・ヘギョ、チョン・ジヒョン、キム・テヒ。善意のライバルとしてどんな歩みを見せるか、注目が集まる。
(記事提供=OSEN)
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