真夏に『今、私たちの学校は…』を見るとゾクゾク寒気を感じるのはなぜなのか

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『イカゲーム』が各国で大注目作品になったあと、Netflixで配信されて同様に世界の人気ランキングの上位を占めたのが『今、私たちの学校は…』であった。タイトルにあるように、ゾンビウイルスが蔓延した学校を舞台にして、孤立して救助を待つ生徒たちが壮絶な死闘を繰り広げていくサバイバル・ドラマである。

【写真】『今、私たちの学校は』出演のパク・ジフはどんな女優?

普段から静かに学園生活を送っていた生徒たちが、一転してゾンビウイルスに侵されて恐ろしい姿に変わっていく……その壮絶な修羅場は、見ていて本当にゾッとさせられた。

今は真夏。汗ばむ季節にこそ、見ていてゾクゾク寒気がするような『今、私たちの学校は…』はまさにドンピシャだ。

とはいえ、単純なホラー作品ではない。むしろ、生き残った人たちが必死に命を守っていく過程ではたくさんのエピソードが興味深く描かれていて、本当に奥深いドラマになっている。

序盤のストーリーを見ると、ゾンビウイルスに感染した女子生徒が監禁された後に助け出されたが、保健室で様子が急変して救急車で運ばれる。

真夏に寒気を感じるドラマだ(画像提供=Netflix)

勇気づけられる行動

こうして緊迫感が増していく高校で、今度は保健室の先生が完全にゾンビとなって他の生徒を襲い始める。何よりも、昨日まで一緒に楽しく接していた友人が突然ゾンビになって周囲の人たちを襲っていく。それがとてつもない恐怖であり、見ている人を震撼させる局面だった。

実際、連鎖となって次々にゾンビ状態になった生徒たちが学校内で暴れまわるシーンは壮絶だ。そんなパニックの中で、まだゾンビウイルスに侵されていない生徒たちの壮絶な戦いが始まっていく。

主人公はパク・ジフが演じるナム・オンジョ。彼女は性格がいい人気者で、その幼なじみなのがユン・チャンヨンの扮するイ・チョンサンだ。2人のキャラクターは本当に目立っており、その行動力に勇気づけられる。

ただゾンビが暴れるだけでなく、そこに確かな人間ドラマが織り込まれていることが、『今、私たちの学校は』の大きな特徴になっている。

結局、ゾンビとの戦いは人間の英知と勇気をかけた争いであることをこのドラマは教えてくれる。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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