韓国KBSが5年ぶりに披露する新しい大河ドラマ『太宗イ・バンウォン』(原題)が、麗末鮮初(高麗末から朝鮮初期の政治的激動期)の大叙事詩を予告しながら時代劇ファンの期待感を募らせている。
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初回放送を12月11日に控えた『太宗イ・バンウォン』は、高麗(コリョ/こうらい)という古い秩序を崩壊させて新たな秩序を作り上げていた朝鮮の建国初期を舞台とし、最も建国をリードしたイ・バンウォン(李芳遠/のちに第3代国王)の新たな姿に迫る時代劇。大河ドラマの全盛期を導いたKBSが、2016年放送の『チャン・ヨンシル』以来5年ぶりに制作する記念すべき作品だ。
タイトルロール(表題役)の太宗イ・バンウォン役は、俳優チュ・サンウクが務める。今までとは違う視点から見た新しいイ・バンウォンの姿を描くということで、期待を集めている。イ・バンウォンの父である太祖イ・ソンゲ(李成桂/朝鮮の初代国王)役はキム・ヨンチョル、イ・バンウォンの妻の元敬王后・ミン氏役はパク・チニが務め、熱演を繰り広げる見込みだ。
11月22日に公開された1次ティーザー映像には、混乱を極めた麗末鮮初の雰囲気と、権力を握るための熾烈な暗闘が繰り広げられる宮廷の様子が映った。
苦悩に満ちたイ・バンウォン(演者チュ・サンウク)と、毒々しい表情の元敬王后・ミン氏(演者パク・チニ)、考えに耽るイ・ソンゲ(演者キム・ヨンチョル)の姿が次々と映し出され、彼らが新しい朝鮮をどのように作っていくのか、好奇心をかき立てた。
特に、「もう我が家族は反逆者です」というイ・バンウォンの意味深な一言が強いインパクトを与え、新しい視点から見たイ・バンウォンとその家族の人生に対する期待感をさらに高めた。
『太宗イ・バンウォン』の制作陣は「旧時代の秩序が崩れ、新しい秩序が到来する激変期の『麗末鮮初』の時期に、我々が最も注目すべき人物はイ・バンウォンだ。新しい視点から眺めたイ・バンウォンはどんな人物か、その家族にはどんなエピソードが盛り込まれているかに、たくさんの期待と関心をお願いしたい」と伝えた。
『太宗イ・バンウォン』は、韓国KBS1にて12月11日に放送開始予定。
(記事提供=OSEN)
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