『愛の不時着』ソン・イェジン、記者懇談会で見せた「23歳時のオーラ」

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昨年から続く韓国ドラマの人気を牽引したメガヒット作品が『愛の不時着』だが、主演女優を務めたソン・イェジンは日本でも「韓流の顔」としてトップ女優の貫禄を見せている。

それにしても、息が長い女優だ。

彼女を初めて取材したのは2005年のことだった。

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当時、彼女は人気絶頂のペ・ヨンジュンの相手役を務めて映画『四月の雪』のヒロインを演じていた。

この映画は日本でも当時の韓国映画の興行成績を塗り替えるほどの人気を集めていた。ヨン様のファンが10回も20回も繰り返し見てくれたことがとても大きかった。

そして、ペ・ヨンジュンとソン・イェジンが一緒にさいたまスーパーアリーナでファン・ミーティングを開催した。ヨン様ファンが大勢詰めかけて会場は大変な熱気だったが、ソン・イェジンも観客から温かい声援を送られて大いに感激していた。

ソン・イェジン

トップ女優の条件

当時の彼女は23歳だった。若くて本当に美しかった。

このファン・ミーティングが終わった直後、同じさいたまスーパーアリーナの一室で、メディア関係者を集めた記者懇談会が開かれた。

会場の参加者はみんなペ・ヨンジョンの立ち居振る舞いを注視していたが、当のペ・ヨンジュンはかなり疲れていた様子で、表情にハリがあまりなかった。

逆に、ペ・ヨンジュンと並んで立っていたソン・イェジンはとても元気で、参加者に美しい姿を見せていた。

そばにいて、ペ・ヨンジュンとソン・イェジンの表情が好対照に見えた。それほど、ソン・イェジンには特別なオーラが漂っていた。彼女はファン・ミーティングから記者懇談会まで終始一貫してハツラツとしていた。

それから15年が経って、相変わらずソン・イェジンのすばらしい演技を『愛の不時着』で堪能することができた。

「15年前と変わらずに若々しい。年齢を重ねることを忘れたかのようだ」

そういう印象を持った。

長く第一線で魅力的な演技を披露し続けるのも、やはりトップ女優の条件なのだろう、と改めて思える。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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