2021年に大型アクションファンタジー時代劇が韓国で放映される。
そのタイトルは『朝鮮驅魔史(チョソンクマサ)』。人間の欲望を利用して朝鮮王朝を飲み込もうとする悪霊から民たちを守るために立ち向かう人間たちの血闘を描いたファンタジーアクション時代劇で、韓国の民放テレビ局SBSで2021年に放映される。
主なメインキャストとなるのはカム・ウソン、チャン・ドンユン、パク・ソンフンの3人。
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「朝鮮驅魔史」は北方を巡察していた李芳遠(イ·バンウォン/のちの朝鮮王朝第3代王の太宗)が、人間の上に君臨しようとする奇異な存在と出くわすという想像力から始まる。 太宗によって封印された悪霊が欲望うごめく朝鮮王朝の地で復活し、血の戦いが始まるのだ。
悪霊を封印するために再び刀を握る太宗役を演じるのは、10年ぶりに時代劇に出演するカム・ウソン。太宗は王権強化のために知を流すことも厭わない冷徹な君主。国が悪霊によって混乱に陥ると、最後の戦いに乗り出す。
チャン・ドンユンが演じるのは、太宗の息子・忠寧大君(チョンニョンテグン)。ひたすら学問を探求してきた忠寧大君は、朝鮮王朝に吹き荒れた危機に立ち向かうべく、現実を直視するようになる人物だ。
大切なものを守るために悪霊との戦いに飛び込み、世間知らずの王子から真の君主の姿に生まれ変わる過程は見物だ。
パク・ソンフンは父親に対する恨みと愛する人を守るための切迫さで悪霊と危険な契約を結んでしまう譲寧大君(ヤンニョンテグン)に扮する。太宗の長男であり自信に満ちていたが、内面には父親から認められないかもしれないという不安の中で生きている人物だ。
太宗に気に入られようと努力したが、力不足だった彼は、嫡長者に王位を譲るという父親の庇護に隠れて少しずつ歪んでいき、追い込まれていく。
このように朝鮮王朝・初期の王位継承問題を絡めたファンタジーアクション時代劇となる『朝鮮驅魔史』。2021年を飾る大型時代劇のひとつになることは間違いなさそうだ。
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