話題の人気俳優キム・スヒョンを深堀り!!『太陽を抱く月』主役抜擢までの道のり

このエントリーをはてなブックマークに追加

韓国で最高視聴率46・1 %を獲得した『太陽を抱く月』で、孤高の王イ・フォンを演じたキム・スヒョン。

この作品の大成功によって、キム・スヒョンはトップ俳優の仲間入りを果たした。

そんな彼の俳優としての歩みを振り返ってみよう。

キム・スヒョンは2007年のシットコム『キムチ・チーズ・スマイル』で名前を知られるようになり、2008年には1 話限りのスペシャルドラマ『ジャングルフィッシュ』で主役に起用された。

しかし、試写会で先行上映会が行なわれたとき、彼は大粒の涙を流して周囲を驚かせた。

それは自分の演技に失望したからだ。キム・スヒョンは「監督と脚本家に申し訳ないという気持ちになった」という。

自責の念にかられた彼は、さらなる精進を誓った。

その成果が2009年のドラマ『クリスマスに雪は降るの?』での好演につながった。キム・スヒョンはコ・スが演じる主人公チャ・ガンジンの青年時代を担い、出演場面は2 話だけだったが、強い印象を残した。

キム・スヒョンが次に出演したのが、韓国の高度成長期を描き最高視聴率40%を獲得した大河ドラマ『ジャイアント』だった。

彼が演じたのは、主人公イ・ガンモの兄イ・ソンモの青年期だ。出番は8 話までだったが、キム・スヒョンは体当たりで演じきった。評価が高く、KBS 演技大賞の新人賞を受賞した。
授賞式で彼がこう語った。

「これから10年を見守ってください。絶対にいい俳優になります!」

言葉は簡潔だったが、固い決意を感じさせた。

そして、大きなチャンスがやってきた。2011年にキム・スヒョンは、ペ・ヨンジュンと音楽プロデューサーのパク・ジニョンが共同制作したドラマ『ドリームハイ』で、主人公のソン・サムドンの役に抜擢された。

このドラマは、スターを育成する学校を舞台にして若者たちの青春と苦悩を描いた。“歌と踊り”が重要な要素となっていたので、主要キャストには人気の K-POPアーティストが集められた。

キム・スヒョン(2012年3月撮影)

そんな中、唯一の俳優出身であるキム・スヒョンの存在感は格別だった。

彼はダンスも歌も初めての経験だったのだが、共演する現役アイドルたちに負けない魅力を見せた。

この演技が評価されて、キム・スヒョンは『太陽を抱く月』の主役に抜擢されたのだ。

【関連記事】『太陽を抱く月』でキム・スヒョンがペ・ヨンジュンに感謝した理由

文=康 熙奉(カン ヒボン)

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事