テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』では、1月23日の第43話で結婚と葬式の二つが描かれた。
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歯科医師の長男ユンジェ(オ・ミンソク)は、弁護士事務所の代表を務めるヘジュン(シン・ドンミ)との結婚が正式に決まった。当初は難色を示していた三兄弟の母親ギョンエ(キム・ヘオク)も、ヘジュンのことを大いに見直した。
実際に重要な話を交わしたあとに、「サバサバしていて、とてもいい女性ね」と好意的に評価した。これによって2人の結婚は周囲から祝福されるようになり、結婚式も間近に迫ってきた。
一方、弁護士の次男ヒョンジェ(ユン・シユン)はミレ(ペ・ダビン)と順調に交際を続けていたが、ミレの祖母が亡くなって彼女の家族は沈痛な状況となった。そんなときでも、ヒョンジェはミレに付き添い、一家のために温かく対処していた。本当に、ヒョンジェの誠実さがうかがえる場面であった。
このことは、ミレの母親としても感謝しかなかっただろう。とても悲しい出来事であったのだが、祖母の葬儀を通してミレのヒョンジェへの信頼も大いに高まった。それを心から実感できた。
また、常に三兄弟のことを温かく見守っている父親のミノ(パク・サンウォン)は、結婚を控えたユンジェと酒を酌み交わすことになった。そのときに、ミノは長男に対して「私の息子として生まれてくれてありがとう」と感謝を伝えていた。とても感動的な場面であった。
そういうシーンで感心したのは、父親と酒を酌み交わすユンジェが常に横を向いて飲んでいたことだ。正面にいる父親と話をしていても、酒を飲むときは目上の人にきちんと配慮していた。まさに「親しき仲にも礼儀あり」である。
韓国ではそこまで目上の人に礼儀を尽くすことが一般的なのだが、そのことがドラマの中でもはっきり示されていた。まさに、ドラマは韓国の日常生活を知る上でとても参考になっているのである。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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