“禁酒令”という斬新かつ魅力的な素材をもとに朝鮮時代の青春男女の物語を描く『花咲けば月想う』(原題、KBS2)が、ドラマファンを酔わせる“青春時代劇”の誕生を予告した。
【写真】『花咲けば月想う』主演ユ・スンホ、“時代劇職人”の活躍に期待大
『花咲けば月想う』は、朝鮮時代において最も厳しい禁酒令が下された時期を舞台に、密造酒を取り締める原則主義の監察と、酒で人生を変えようとする女性の“追撃ロマンス”時代劇。
お酒が罪になる時代の中で愛し合い、成長する若者たちの物語が、視聴者の心を鷲掴みにする見込みだ。
『花咲けば月想う』が何よりも注目を集めるのは、従来の時代劇では描かれたことのない“禁酒令”をもとに物語が繰り広げられる点だ。
歴史書には酒に関する様々な記録が残っているが、特に『英祖実録』には王命を無視して密かに酒を作ったことで島流しに処された者が700人に達すると記録されている。
『花咲けば月想う』は“お酒のルネッサンス”だった朝鮮後期に禁酒令があったら?という想像から、視聴者を禁酒令の時代に招待する。
密造酒を取り締める監察ナム・ヨン(演者ユ・スンホ)と、彼が追うべき密造酒屋カン・ロソ(演者ヘリ)を中心に、それぞれの立場にある者たちの熾烈な駆け引きが描かれる。
また、命がけで酒を求める愛酒家、官吏たちに裏金を渡しながら密かに商売する密造酒房、禁酒令を利用して莫大な富を築く漢陽(ハンヤン)最大の組職と彼らに裏金をもらう官吏たちまで。マフィア顔負けの不正腐敗のコネクションが興味津々に描かれ、今まで見たことのない面白さを届ける予定だ。
タイトルの『花咲けば月想う』は、酒と友を恋しがった朝鮮時代の文人イ・ジョンボ(李鼎輔)の詩句から取ったもの。禁酒令の中、世の中をひっくり返る4人の青春男女による突拍子もないストーリーに期待が集まる。
『花咲けば月想う』は、韓国KBS2にて12月20日21時30分に放送開始。全16話予定。
(記事提供=OSEN)
■【画像】『花咲けば月想う』、水と油のような主人公カップルの“睨めっこ”
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