キム・ソヒョンは子役時代から『太陽が抱く月』などの大ヒット作に出演してきたが、大人の女優として成長したあとも『仮面の王 イ・ソン』などでヒロインを演じてきた。
今や韓国ドラマ界の若手女優の中でトップクラスの実績を持っている。そんな彼女が時代劇で主役として堂々と演じた作品が次々に日本で放送されていく。
最初に注目したいのが、10月27日からテレビ東京系の韓流プレミアで平日の朝に放送される『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』である。
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このドラマは、チャン・ドンユンとキム・ソヒョンが主人公になっている。
チャン・ドンユンはチョン・ノクドゥを演じていて、自分の一家を襲ってきた刺客たちを追って寡婦だけが住む村に潜入する。この村は男子禁制だったので、彼は女装して真相を究明しようとするのだが、同居の相手がキム・ソヒョンの演じるドンジュだった。
彼女はもともと妓生(キーセン)の見習いなのだが、国王の光海君(クァンヘグン)の命を狙い続けている。
こうして特別な事情を持ったノクドゥとドンジュの奇妙な生活が描かれていくが、テンポがいいラブコメなので回数が進むごとに胸がキュンとなる。とにかく、チャン・ドンユンとキム・ソヒョンのコンビネーションが抜群で、とても楽しいドラマだ。その中で、キム・ソヒョンは繊細さと活発さを併せ持った演技を披露している。
そして、彼女の主演作としてNHK・BSプレミアムで10月31日から毎週日曜日午後9時から放送されるのが『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』である。
このドラマでキム・ソヒョンが演じるのは、国を必死に守るために命を捧げるピョンガン王女だ。颯爽と演じるキム・ソヒョンは純朴な青年のオンダル(ナ・イヌが演じている)とラブロマンスを繰り広げていくのだが、古代の高句麗(コグリョ)が物語の舞台になっていて、スケールの大きい歴史エピソードがドラマを彩っている。
『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は評価がとても高く、第48回韓国放送大賞ドラマ部門で作品賞を獲得。主演のキム・ソヒョンも最優秀演技賞などの3冠に堂々と輝いた。
これからはキム・ソヒョンが主演した時代劇の放送が本当に楽しみだ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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