巨匠パク・チャヌク×イ・ビョンホンの新作、今年の「釜山国際映画祭」開幕作に選定!

2025年08月04日 話題 #俳優
このエントリーをはてなブックマークに追加

今年で記念すべき30周年を迎える「第30回釜山国際映画祭」の開幕作に、パク・チャヌク監督の新作『No Other Choice』(英題)が選ばれた。

【関連】イ・ビョンホン、ソン・イェジン主演の新作映画、世界プレミア上映を控えて新スチール公開

本作は、『別れる決心』(2022年)以来3年ぶりとなるパク・チャヌク監督の新作。

満ち足りた人生に何の不満もなかったサラリーマンのマンス(演者イ・ビョンホン)が突然のリストラに遭い、妻と2人の子ども、そして苦労して手に入れたマイホームを守るため、再就職に向けた“自分なりの戦争”を始める姿を描く。

今年の開幕式で司会を務めるイ・ビョンホンが、人生の転落から這い上がろうとする主人公マンスを演じ、韓国を代表する女優ソン・イェジンが、どんな困難にも動じず家族を守ろうとする妻ミリ役に扮する。初の夫婦役に挑む2人の競演にも注目が集まっている。

イ・ビョンホン
(写真=CJ ENM)

さらに、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォンといった実力派俳優たちが脇を固め、演技のアンサンブルにも期待が高まる。

パク監督ならではの美しい映像表現と緻密な演出で、家族と人生を守るべく闘う男の姿を、濃密かつスリリングに描き出す本作。

パク監督は2019年の釜山国際映画祭で「最も作りたい物語」と、本作について言及している。長年温めてきた作品の出来栄えに要注目だ。

釜山国際映画祭は30回という節目にふさわしい作品として、『No Other Choice』を開幕作に選定。

「約5000人の観客が開幕式で最も観たいと思う作品とは何か」そして「いまの韓国映画界に最も力強いエネルギーをもたらす作品とは何か」という問いへの答えとして、本作が選ばれたという。

開幕作として“巨匠の渾身作”を提示することで、観客との深い共感を目指すと同時に、韓国映画への敬意とエールを込めた映画祭のスタートになることを期待している。

釜山国際映画祭のチョン・ハンソク執行委員長は、「パク・チャヌク監督が“最も作りたかった作品”を、映画祭初日に多くの観客とともに楽しめることに感無量です。この開幕作をきっかけに、本作への関心がさらに高まり、それが韓国映画全体への注目にもつながることを願っています」とコメントした。

映画『No Other Choice』は、9月17日(水)から26日(金)まで開催される「第30回釜山国際映画祭」のオープニング作品として、公式上映される予定だ。

【写真】ソン・イェジン、産後初の復帰作でも変わらぬオーラ…撮影現場で光る女優の風格

【関連】パク・チャヌク監督が絶賛したソン・イェジンの覚悟、必要なことを的確に表現できる女優

【関連】イ・ビョンホンが新作映画で魅せた絶望と再生の物語、失って初めて気づく人生の意味

前へ

1 / 1

次へ

関連記事


RANKINGアクセスランキング

写真


注目記事