【『善徳女王』の名場面】双子の姉妹が運命的に出会っても相手のことがわからない理由

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている時代劇『善徳女王』。9月10日の第6話で、双子である姉チョンミョン(シン・セギョン)と妹トンマン(ナム・ジヒョン)が最初に出会うという劇的なシーンがあった。

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2人は26代王・真平王(チンピョンワン)の娘だ。双子として生まれたのだが、新羅(シルラ)には「王家に双子が生まれると王族の男子の系統が途絶える」という言い伝えがあった。

それゆえ、真平王は妹のトンマンを王宮に残しておけないと悟った。なにしろ女帝ほどの権力を持つミシル(コ・ヒョンジョン)が、双子の誕生を絶対に悪用することが目に見えていたからだ。

そこで、真平王は長女だけを王宮に残し、トンマンを侍女に任せて王宮から出してしまった。その後トンマンは中国で育っていたが、母親代わりの侍女が砂漠の中で亡くなってしまい、ひとりぼっちになってしまった。

こうなっては生きていけない。そこで、トンマンは父親だと教えられているムンノ(チョン・ホビン)に会うために新羅にやってきたのである。そして、必死になってムンノを探した。

『善徳女王』
『善徳女王』の第6話でチョンミョンとトンマンが劇的に出会った(写真=(C)MBC)

絶体絶命のピンチ

一方、チョンミョンもムンノを探していた。彼女としても、ミシルに対抗するための最良の方法を模索した。その結論がムンノに会うことだった。

こうして同じ目的を持ったチョンミョンとトンマン。2人がばったりと出会うことは必然だった。もちろん、この段階ではお互いに双子同士だということを知らない。運命の糸でつながれていることがわかるのはずっと後のことなのだ。

とにかく、2人はぜひともムンノに会わなければならなかった。しかし、途中で人に騙されて何度も大ピンチを迎えてしまう。そのたびにトンマンは苦難を乗り越えてたくましく生きていく。一方のチョンミョンは王宮で甘やかされて育ったので生命力が弱い。その分、トンマンがカバーしてくれた。

それでも、2人が絶体絶命のピンチに立たされていたことは間違いない。チョンミョンとトンマンは力を合わせてこの危機を乗り越えようとするのだが……。果たして、無事にムンノに会えるのか。

文=大地 康

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